驚き
「……え?ちょ、どういうこと!?」
「いや!俺の方向かれても知らねぇよ!」
「なんでだよ!?ザクラ!君がいっつも外に言ってたじゃないか!僕たちふたりは本当に今の世界を知らないんだよ!?」
「い、いやー、街に出る時も変に崇められると面倒だから人化使って誤魔化してたから……よく知らなかったぜ……
え?魔族の方が約束破ったの?」
「え?あ、おう、だからそう言っているだろう!」
このパーティーも思いがけない僕達の反応に動揺しているらしい
ローズさんに戦いを挑んだり瞬殺されていないところを見るにこのパーティーはなかなかの手練……
「……何やってるんだ……?ニーア……」
「本当だよな、ニーアが魔界は任せろって言ってたのにな」
「……ニーア?なぜ50年前の魔王の名前が出てくる?」
「……え?今は違うのか!?」
「え?おう、そうだな
今はそのニーアっていう魔王の政策に不満を持った人間に対する過激派がニーアを打ち破り……そして人間に攻撃を仕掛けてきた、って所だな」
みんな腰を下ろし、このリーダーに授業してもらっている。
「ニーアがやられた!?」
「……というかお前は何者なんだ?
真っ白の髪の……魔族?なんだろ?」
「あ、僕はネーヴェって言うものです」
そう名乗ると彼の後ろにいるでかい帽子をかぶった子が驚き、立ち上がった
「ネーヴェ!?ネーヴェってあの!?」
「ど、どのネーヴェかな?」
「『氷魔王』のネーヴェですよ!
長きに渡る人間と魔族の対立関係に終止符を打った男!」
「い、いかにも氷魔王とは僕の事だね
だけど、もう少し離れてくれ、あんまりに近いと色々困る」
「!そ、それはごめんなさい……ですかまだ存命だったとは!」
「ずっと隠居をしてたんだよ
そのせいで外のことは全然わからなくて……
っていう感じなんだよ、わかってくれたかな?」
「はい!わかりました!」
「マチア!?一体何を見て信じてるんだ!?」
「!言われてみればそうですね!あなたが氷魔王だという証拠を見せてください!」
「具体的に何を見せたらいいのかな?」
「……そうですね……氷魔王は確か氷魔法と闇魔法を複合させた独自の魔法を使えたり……辺りを一瞬で凍らせたりする力があるとか」
「い、意外と僕のこと知られてるんだね……
そうだなぁ……『夜雪魔法』は使うと結構やばいから……『雪化粧』」
指をパチンと鳴らし辺りを一瞬で凍らせた
その範囲は……うん、100年たっても変わっていないね、良かった
「これでどうかな?」
「……信じます!凄いですね!その魔法!」
「これは僕の得意なフィールドに引きずり込むだけだよ、実際殺傷能力は無いでしょ?」
「確かに!」
急に元気になったこの子……そしてニーアが死んだこと
わけがわからなさすぎる