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爆走シュリンプ エビちゃん!  作者: 芭奈菜みかん
5/5

エビちゃん、サッカーをする。

なんの説明もなく始めます。

パパラパ♪パパラパッパ♪パッパパ~^♪

パパラパ♪パパラパッパ♪パッパパ~^♪

(チャー研風のOP)


「でぇい!」

「それ!いけいけ!」

今日は小学校の体育の授業中。

サッカーの試合をしている。

エビちゃんのクラスは20人ほどなので

ちょうどいい人数なのだ。

「シュー!シュー!」

「させるか!」

「こっち!こっちにパス!」

「おりゃあ!」

エビちゃんのシュートがゴールに向かう。

ギュルルルルル!!

ボールは楕円形に変形し

鋭い回転でキーパーの元へ。

「はあああああ!」

キーパー、気合を発する。

しかし、突如として左に曲がるボール!

「な、なにぃ!」

キーパー、飛びつく!

その右手をかすめ

ボールはゴールのネットに吸い込まれた。

「やった!」

「うひょ~~!ナイッシューでござる~~!!」

これで2-1。

エビちゃんのチームが1点勝ち越した。

「ちっくしょう!」

ゴールを決められた少年は

手にはグローブをはめており

頭には帽子をかぶっている。

悔しさを地面にぶつけるかのように

ドンと地面をたたいた。


「あ、あれはなんだ!?」

「わあなにか、飛んでる!」

まだ試合は終わっていない。

しかしその不気味な姿に

いち早く気付いた子たちが

驚きの声を上げる。

タコだ!

タコル星人だ!

きゃつらは空をフワフワと

漂うにようにしてこちらに近づいてくる。

「みみみんな、お、おお落ち着いて、こ、校舎の中へ避難しなさい!」

先生が、すこし慌てた様子でそう言った。

子供たちは、ワラワラと

校舎に向かって駆け出す。

「チュ~!チュ~!」

「うわ~~!!」

間に合わない!

逃げ遅れた子たちに

ベトベトの黒いタコスミを吐きかけるタコル星人たち。

「うわあああ!!」「きゃあああ!!!」

ダメだ。

戦わなくっちゃ。

エビちゃんは、一人校庭に戻り

いつものように変身した。

ライド・スーーーツ、ドレス・アーップ!!

ライドを呼んでいたら

間に合わない。

持っている

光線銃で戦おう!

「やめろ!タコども!こいつをくらえ!」

ビビビビッ!

「チュ~!チュ~!」

光線銃は

ライドのビームよりは威力は弱いが

これでも十分やれる。

エビちゃんは

タコたちをつぎつぎと蒸発させてゆく。

「チュチュ~!」

あっ、タコスミだっ!

「はっ!」

横っ飛び。

ゴロゴロと受け身を取って転がる。

起き上がり、すかさず撃つ!

ビビッ!

「チュ~~!!」

まだまだ、スミは飛んでくる。

避ける!

撃つ!

避ける!

撃つ!

最後の一匹をやっつけるまでに

エビちゃんはスミと砂で真っ黒になっていた。

それでも、なんとかやっつけた!

バンザイ!

すごいぞエビちゃん。

やったぞエビちゃん。


戦いを終え

エビちゃんたちは

校庭の水場で

汚れた体を洗いっこ。

「放課後、サッカーの続きしよう!」

「ええっ、まだやるの?」

アハハハハ。

まだまだ元気なエビちゃんなのであった。



次回「イカレ星人現る!?」


やっぱ光線銃だよなあ。

改行を多めにして

テンポを調整してみました。

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