エビちゃん、おつかいに行く
なんの説明もなく始めます。
ポポポポ~ポポ~ポ~~~♪
ポポポポ~♪
ポポ♪ポポポポ~♪
ポポポポポポポポポ~~~~♪
(ポとボが見分けにくいですね。フォント変えられないのかしら。)
「エビナ~。エビナ~。」
「なあに、ママー。」
エビちゃんのママである。
エビちゃんはパパとママとの三人家族、一人っ子だ。
「エビナ、ちょっとおつかいに行ってきて欲しいの。晩御飯に使うお塩が切れちゃって。」
「おつかい~?うーん、わかった。」
お塩なら、歩いて行ってすぐのお店で売っている。
「いってきまーす!」
「いってらっしゃい。寄り道しないのよ。」
「わかってるー!」
寄り道か。
ちょっと先の、本屋さんにでも行ってみようか。
「あ、エビちゃん、どこいくの。」
家を出ると、クラスメイトとバッタリ出くわした。
「ちょっと、おつかい。」
「おつかいね。あたしもよ。」
行く方向が同じのようだ。二人はならんで歩きだす。
「宿題はもうやった?」
「あ、まだだ。帰ってからやらなくちゃあ。」
漢字ドリルに計算ドリル。
なんでドリルはドリルじゃないのに、ドリルなんだろう。
「うわー!」
なんだ?人の叫び声。
「タコル星人だー!」
タコル星人!
「でたなタコめ!変身だ!」
ライド・スーーツ、ドレ--ス・アーップ!
(変身の掛け声である。)
エビちゃんはライド・スーツに瞬時に着替え、フルミネイト・ライドを呼び出した。
ビューーーン。
ものの数秒でやってきたライドに飛び乗り、エビちゃんはタコル星人どもの元へ向かう。
「エビちゃん、頑張ってねー!」
「チュ~!チュ~~!」
お店が並ぶ街中で、タコル星人たちが暴れている。
「見つけた!これでもくらえ!」
ビビビビ!
ビビビビビ!
ライトニング・レーザーをお見舞いだ!
「チュ~!チュ~~!!」
あ、タコル星人が、タコスミを吐きかけてきた!
だが避ける!
お返しにレーザーを叩き込む!
ビビビビ!
ビビビビビ!
「チュ~!!!」
やった!
あっという間に、タコル星人どもは消え去った!
「すごい、エビちゃんすごぉい!」
「ありがとう、エビちゃん!」
追いかけてきたクラスメイトも街の人も感激!
よかったなあ。
最後にバブル・バレットで、街をキレイにして去ってゆく。
今日も街の平和は守られた。
ありがとうエビちゃん。
さようならエビちゃん。
「エビナ、お塩は買ってこれたの。」
「あ、しまった!」
おつかいのことは、しっかり忘れたエビちゃんなのであった。
トホホ。
次回「エビちゃん、サッカーをする」
もちろん宿題のドリルも忘れました。