表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

14/61

花の魔術師とシュート

「植物魔法 散り桜!」


俺は後ろに飛び散り桜の魔法を唱える。

素早いしのびんと常に狙撃場所を探すシュートにはこの魔法は堪える筈だ。


「な!? この魔法もお前だったか! なんと卑怯な……お前がそうくるなら俺はこうするしかないだろう!!」


シュートは持っていた弓をインベントリにしまって、花びらを避けながら両手の指で銃の形を作りこちらに向けてきた。


それの標準は完全に俺に向いているようだ。

シュートを俺が引きつけ、イシュタルがしのびんと一対一で戦える舞台を作るのが今の俺にできる最大のことだ。だから俺のしたことは間違っていないはずだ。


「水魔法、ウォーターショット!」


指の先から飛び出てきたのは高速で飛び出す水だ。それも連続で何発も放ってくる。

だがこっちも、多くの手札を用意している。


「植物魔法 吸水」


この魔法は、植物の成長に必要な水分を得ることで俺の魔力を回復させる魔法だ。

吸水を発動するための魔力はとても少なくコスト削減ができるいい魔法だ。



「「「俺たちは川村仮面団! 俺たちの短剣捌き受けてみろ!」」」


「勝負の邪魔だ。ウォーターショット」


「「「ぐへ!!」」」


哀れな川村仮面団お前らのことは忘れない。


「お前が吸水ってことをするなら俺のこれならどうだ! 」


そう言ってシュートはまたしても手を銃の形にして

構える。 すると今度はただの水ではなく紫の水にしてきた。


明らか危険っぽい。

でももしかしたらこれも吸水でどうにかなるかも……


「水魔法 ポイズンショット」

「植物魔法 吸水」


ポイズンとか言ったが俺にはなんのダメージも入っていないようだ。


「シュート。俺の勝ちだな。もう流石に手はないだろ。」


すでに散り桜の魔法は切れておりこの場には俺とシュートの二人だけが存在していた。周りのプレイヤーは俺たちのとばっちりを受けないように退避したようだ。


「それはどうかな。これは毒だ。最後に教えといてやろうローズよこの毒は即効性ではないのだよ」


「は?何言って、うっ……」


急に体の中を痛みが襲いだす。

体力ゲージがどんどん削れていっている。

どうやらこういう応用もできるらしい。

って感心してる場合じゃない。


「俺だってやってやるよ。まぁぶっつけ本番だけどな」


俺は固有スキルを二個も持っているラッキーマンだ。

一つは【植物魔法】もう一つが【氷炎】だ。

名前で決めつけるなら氷と炎を出せるスキルだろう。

ならさっきシュートがやったみたいに付与的なこともできるかもしれない。


「シュート俺の体力が減るのが先か俺がお前を倒すのが先か勝負だ。」


「はっ。いったいその体で何ができる。今観戦モニター前に送ってやるからイシュタルさんの負けるとこでも見てやるんだな。」


「イシュタルが負けるかよ。もちろん俺もこのままやすやすとやられるつもりはもっとうないけどな」


【松瀬共矢から読者の皆様へのお願い】

『面白い!』、『楽しかった』と思って頂けましたら、『評価(下にスクロールすると評価するボタン(☆☆☆☆☆)があります)』を是非宜しくお願い致します。


感想もお待ちしております。


レビュー、をしていただけるとなお嬉しいです。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ