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大罪の執行人  作者: 明天日
5/12

容疑一 才能 "生マレ持ツ物"

容疑、がつく奴は説明回です。6時投稿なんでそこんとこよろぴく

 この海淵市には無数の能力を操る才能を生まれ持った者が集まっている。

 才能者。

 それは実に多種多様である。

 手のひらから炎を発生させたり、その体からは常に放電による電気が発生していたり。

 そんな能力者の中にもランキングがある。

 明確なものではなく、あくまで基準だ。

 才能者は海淵市の全人口のわずか2∼3%程度に収まるが、それでも数万人はいることとなる。

 そんな彼らを統率するためにランキングは作られた。

 まず、大きく7段階に分けられる。

 一番下の段階が1品、一番上が7品。

 7品は5人しか才能者がおらず、言うならば向かうところ敵なしの才能者がランクインしている。

 彼らはその強力すぎる能力故、市内では畏怖の存在となっており、優待サービスなどその肩書きがもたらした恩恵はかなり大きい。

 その畏怖の存在を追いかけるのが2品、13人がそこにいる。

 1、2品のような強大な力を持つ才能者に対して、さして強力な能力を持っていない、低才能者の数は多い。

 7品だけで才能者の6割を占める。

 7品程度の才能者であれば、一般人とあまり変わらない者も多い。

 そんなランキングに、晴樹が属するのは5品。

 そこまで使うことはないが、爆発の起せる範囲はかなり大きい。

 『気化操作』による爆発が起こせる範囲は、その才能者の周囲、および影が映る場所にて気化の操作が可能となっている。

 晴樹が備えているのは、あくまでその操作を可能とする射出点であり、限度ももちろんある。

 気化できる規模も限られ、あまり大規模の爆発はできないが、汎用性は高い。

 気化できる物体は水に限らず、摂氏15度の段階で液体である物ならば『気化操作』ができる。

 それ故の5品であるが、実質晴樹が日常的に使えるとするならば7品とさして変わらない。

 そして、晴樹が自在に操っていた爆発の方向さえ、通常状態の晴樹では操ることは到底できない。そのようなベクトルを操るためにはかなりの頭脳が必要となる。

 だが、晴樹はやって見せた。

 『魔術』の一人歩きで、実現させた。

 あの段階まで行けば、3品程度の実力となる。

 それに上乗せして、晴樹の『魔術』は『執行人』の全能力を使える。

 単純な力比べで言えば、2品に匹敵する力だ。

 だが、1品にはとどかない。

 明かな壁というものが存在する。

 絶対に越えられない壁。

 生まれ持ってきたものでしか越えられない、そんな認識だ。


才能。メインにしたいけどサブになりそうな予感

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