昔……それも神話の話
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俺とラルとチカさんはジェラルさんとフィルが訓練……という名の壮絶な戦いを繰り広げているだだっ広い校庭のような訓練場に向かっていった。
この町を出るときは比較的に鎧を着た人などが多かったが今は人通りが少なかった。
まぁみんな俺の爆発を見に行ってるのだろうなぁ。
「しっかしカミシロ先輩! さっきの魔装の攻撃やばいっすね! さすが異界の旅人っすね!」
ラルが俺のことをほめてくれる。
「なぁラル。異界の旅人って俺みたいなやつのことだよな。それって結構いるのか?」
「えっと……いるはずっす……よね? 副隊長」
ラルが少し困ったような顔をした後にすぐチカさんに話を振った。
「えーと確か……私たち魔王領にカミシロさんで三人目ですね。聖王領と人間領にも三人ほどいるって聞きましたけど」
なんか……結構いっぱい来ていてあんまり珍しくないのか。
まぁ、九人しか来てないから珍しいことは珍しいんだろうけどね。
「そういえば聖王領ってなんですか?」
まぁ人間領は何となく……てか言葉のまんまだけど。
「それは自分が説明するっす!」
するとラルが名乗りを上げた。なんだかさっきより耳がピンとしているような気が……ほんの僅かだけどね。
「まず聖王っていうのは天使族の王様っす! 天使族と自分ら魔族は分けあって争ってるんすよ!」
「分けあってってなにが理由なの?」
「えっと……それはっすね」
わけもなく争うってことはないと思うしなぁ。
まぁ前世の常識と違う所はあると思うけど。
てかラルがちろちろチカさんのことを見てるな。
「はぁ……。理由は領土というのもありますが一番の理由はあるスキルですね」
「あるスキル?」
スキルって俺の演奏技術とかだよな?
そういうので戦争が起こるものなのか。
「これを説明するには……昔の話をする必要があります。ちょっと長くなりますよ?」
「いいですよ」
「暇っすしね!」
ラルは完全にこっち側……話を聞く側に回った。
「この話は昔の話なんですけどね…………」
昔、この世界を想像した『創造者』はまず大地や木々など生き物が住める環境を作りました。
そしてそのあと『創造者』は光と闇……聖王と魔王を生み出しました。
聖王と魔王はお互いに仲良く暮らしていました。
そこで『創造者』はそんな二人に贈り物をあげました。
精霊を操る力と知恵。 これが魔法の力ともいいます。
そして生き物を作り出すことすらできる創造の力。
この創造の力、この力は聖王と魔王で分け合うことにしました。
そのおかげで一人では不完全な中途半端な力となってしまいました。
しかし、仲の良かった聖王と魔王は二人で様々な生物を生み出しました。
そして聖王と魔王は子を授かり静かに息を引き取ったといいます。
この初代聖王と魔王が死んだ後、二代目の王たちは中途半端な創造の力を完成させたいと思うようになりました。
そこから二人の王の仲は悪くなり互いに殺し合いをするようになりました。
この時に中途半端な力で作られたのが人間族とモンスターと言われています。
その戦いに決着はいまだつかずに戦いは続いていくのです。
「……とこのような感じです。まぁ信じてる人なんてあまりいないと思いますがね」
なるほどね。
つまり創造のスキルを手に入れるのが目的なのか。
そんな戦争が起こるほどなんだから……なんでも作れるんだろうなぁ。
「へぇ! そんなことがあったんっすね!」
「ラル……これは部隊に入ってる人は知ってて当然の話ですよ?」
「そうなんすか? 初めて聞いたっすよ」
なんかラルって時々心配になるな。まぁ多分部隊に所属している人の一般常識なんだろうなぁ。
「そういう経緯でまだ聖王と争ってるんです。 ちなみにここ、コルスの町は聖王領の隣だから襲われやすいんですよ」
「それは……物騒ですね」
「ほんとですよね。こないだも襲われましたよ」
チカさんは鳥の騒音に困るようなテンションで話す。
正直そんな戦争とか言われても実感なんて湧かないけど……そんなテンションでいいのかなぁ。
まぁ異世界の戦争なんてよくアニメとかで見る感じなのかちょっと見てみたいってのはあるけどね。
不謹慎かもしれないけどね。
「襲われてもいいように私たちがいるんですよ……っとそろそろつきますよ」
チカさんの言葉通りすぐ角を曲がると部隊の訓練所にについた。
本日のざっくりペグのギター講座!
えーとですね、本当はエフェクターの種類などできる限り紹介したいのですが……まだ本編に出てこないので……
なので今回は多弦ギターについて
多弦ギターとは基本の6本の弦を使ったギターとは違い、6本を超えた弦。
つまり7本以上ですね。僕が見たことあるのはアコギの12弦ギターですね。実際に触ったわけではないのですが。
実物はネットなどで調べてみてください!
ペグのざっくり講座はここまで!