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スキル確認を改めて確認しよう

「さてここら辺で作戦会議をしましょうか」


 俺たちはワイバーンと戦ったところからちょっと歩いた岩陰で隠れるようにしている。


 ここに来るまでにワイバーンと二体ぐらい遭遇している。


 俺とフィルは緊張で嫌な汗を掻いている。……まぁロペさんはいつも通り落ち着いていた。


 ちなみにフィルは岩陰に戻った時点で人間の姿に戻っていた。


「作戦会議って……勝てるんですかね」


 まぁ勝てる云々の前にそもそも戦いたくないけど。


「ええ、次は大丈夫ですよ。……瞬間移動(テレポート)


 ロペさんは一瞬で消えて……戻ってきた。


「あ、俺のギター一式」


 ……まさかまたか。


「さて……この魔装、特にこの黒い箱に入っているもの。相当強い魔力を持っていますよ」


 そう言ってロペさんはエフェクターボードを指さす。


 ……そういえば酒場でエフェクター使った時なんかよくわからないスキルが発動されそうになったな。


「カミシロ様はこれを使いこなせるように。次はフィル様ですね……」


 俺はエフェクターボードを開ける。


 そして……とりあえずディレイのことを思い浮かべる。


 えーっと名前が思い出せないな……スキル鑑定って名前の……


 ――スキル鑑定(クドラ・ヴェール)を使用しますか?


 ――YES/NO


 そうだ、そんな名前だったな。


 勿論YESで。


 ――了解しました……鑑定に失敗しました。もう一度試しますか?


 ――YES/NO


 やっぱり失敗するんだな……もう一度だ。


 ――了解しました……鑑定に失敗しました。もう一度試しますか?


 ――YES/NO


 ……それから俺の長い戦いが始まった。









 ――了解しました……鑑定に失敗しました。もう一度試しますか?


 ――YES/NO


 ……YESで。


 もう何回目だろうな。


 ――ディレイ 魔装ギターに光属性を付与する。音を聞いたもののHPを回復させることができる。また回復するものは任意で選べる。回復量は演奏技術(ギターコンセール)のレベルによって変わる。能力は任意で解除可能。


 おっと……ほんとに唐突だな。


 で……ディレイって回復なのか。


 しかし……後エフェクターは四つもあるし。


 漫画風に言うなら……本当の闘いはこれからだ、ってくだらないこと考えてないでぱっぱと鑑定しよう。


 次は……オーバードライブにしようかな。


 ――スキル鑑定(クドラ・ヴェール)を使用しますか?


 ――YES/NO


 YESで。


 ――了解しました……鑑定に失敗しました。もう一度試しますか?


 ――YES/NO


 はぁ……YESで。


 ――了解しました……鑑定に失敗しました。もう一度試しますか?


 ――YES/NO









 



 ――了解しました……鑑定に失敗しました。もう一度試しますか?


 ――YES/NO


 全然ダメだ……


「カミシロ様、能力は判明しましたか?」


「ええ、少しずつ……」


 今のところ分かった能力はまず一つは、オーバードライブ。


 それと気付いたことが一つ、一度鑑定したら何度でも鑑定できるみたいだ。


 俺はオーバードライブを強く思い浮かべる。


 ――スキル鑑定(クドラ・ヴェール)を使用しますか?


 ――YES/NO


 YESで。


 ――オーバードライブ 魔装ギターに闇属性を付与する。音を聞いたものの視界を奪うことができる(確率)。また視界を奪うものは任意で選べる。視界を奪う確率は演奏技術(ギターコンセール)のレベルによって変わる。能力は任意で解除可能。


 後は何となくで調べたアンプだけだ。


 ――スキル鑑定(クドラ・ヴェール)を使用しますか?


 ――YES/NO


 YESで。


 ――音量増加(エクスパンクション) 魔装ギターの能力の拡大する。能力は任意で解除可能。


「では一度ステータスボードを開いてみてもらえませんか?」


「わかりました」


 俺はロペさんに言われた通りにステータスボードを開いてみる。


 すると半透明なボードが出現する。




 神代 優


 レベル・4


 HP・61/58 MP・35 SP・35 BP・0%


 スキル

 演奏技術(ギターコンセール)レベル・1 空間作成(ラーゲコンプレシオン)レベル・1 スキル鑑定(クドラ・ヴェール)レベル・2 画面確認(ステータス)レベル・1


 スキルポイント

 13




 おーレベルが上がってる。でもスキルポイントの獲得量が少ないような。


 ってか見覚えのないスキルがあるなぁ。


 これが観測者の言っていた贈り物かな?


 俺は画面確認をタップしてみる。


 ――画面確認(ステータス) HPバーとMPバーを目視で確認できる。能力は任意で解除可能YES/NO。


 とりあえず、YESにしてみようかな。


 ……なんだろう。


 右上に緑色のバーと青色のバーが出てきたな。


 なんか……RPG感が強いなぁ。


「どうです? スキル鑑定(クドラ・ヴェール)のレベルは上がってますか?」


「はい、上がってま……って」


 俺ってどのスキルを持ってるって言ったっけな。


「あぁ、私も同じスキルの系統を持っているので勝手に鑑定しました」


「なる……ほど?」


「このスキルはある程度レベルが上がると他人のスキルも鑑定できるんですよ」


 ロペさんはニコニコしながら話してくる。


「ただ……この黒い箱のやつだけは鑑定できなかったんですよね」


「そうなんですか……あ、ちなみに分かったスキルはですね……」


 俺はロペさんにわかったスキルの詳細を教えた。






「なるほど……では後はフィル様と話し合って勝つ方法を考えてください」


 ロペさんはペコリと頭を下げて……どこかに行ってしまった。


「えー」


 岩陰の中にはフィルと二人きりになってしまった。


「カミシロ……どうすれば勝てると思う?」


「……どうしようか」

今回からペグざくは作中に出てきたやつを解説します!


だから被ってても許してください!


ってことで今回はディレイ!


ディレイはやまびこみたいに聞こえる効果を付けるやつです!


多分最初の方に説明したから忘れている人も多いんじゃないかと思います!


この作品では光属性ですね!


まぁ理由はやっぱり目立つ時に使ったりアコギの柔らかい雰囲気で使うからってことですね(僕だけかも知れませんが)


今回はこれで!

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