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武器屋とギルド

ラルとの死闘を終えた神代はフィルと買い物に来ていた。

「まずはどこから行こうか」


 俺とフィルはラルと戦った部隊の訓練場からフィルにおすすめされた酒場の近くに来ていた。


「そういえばご飯食べてないよね」


「あっ! 忘れてた」


 そういえばジェラルさんにおごってもらったけど……結局飲んでないんだよな。えっとヴィラっていうんだっけな。


「どうしよっか。いまロペさんのところはやってないしね。うーん」


「場所は任せるよ……ってここら辺のこと知らないけど」


 ここに来るのは初めてってまだ一日たってないんだもんな。


「なら軽く食べられるものにしてさ! 行きたい場所があるんだ!」


「わかったよ」


 特に反対する理由もないしね。それにフィルがすごい楽しそうだし。


「あそこの屋台でいい?」


 フィルが指をさしたところにはお祭りの屋台のような……鉄板でなにかイカ? みたいなのを焼いている店だった。


「いいよ」


「わかった! おじさーん……」


 フィルは屋台の方に走っていった。


 なんか本当に大きなお祭りに来ているみたいだなぁ。


 フィルは少ししたらイカ焼きそっくりのものを2本持ってきた。


「はい!」


「ありがとう。 これって何て名前の料理なの?」


「えーとね、ゲソー焼きだったと思うよ」


「へぇー」


 なんかまんま? きっと名付け親はあっちの世界の人とセンスが似てるんだろうな。


「何か面白いことでもあった?」


「えっとね……俺のいたところにもこんなのがあったからさ」


「ふぅん。それより早く教えたい店があるんだ!」


 そういってフィルはきらびやかな装飾品が並んでいる女の子が好きそうな店……とは真反対の煙や鉄を叩く独特な音がする方に歩き始めた。


 ……てっきりかわいいものがほしいのかと思ったんだけどなぁ。子供の気持ちってわからないなぁ。


「はやくいこ!」


 俺とフィルは鉄を叩く音があちこちから聞こえる。言うならば武器屋街に向かっていった。


 てかこのイカ……ゲソーうまいな。







 武器屋街に入るとフィルぐらいの見た目の子は結構いた。そして思ったより混雑していた。


 ギターは更衣室に置いてきたので初めにこの町に来た時より歩きやすかった。


「おい! どこ見てあるいてんだ!」


「あぁ! なんだてめー!」


 さっきまでいた場所に比べて……というか豹変したように小競り合いのような喧嘩みたいな声がところどころから聞こえる。


「さっきの場所と比べると……」


「ここは傭兵ギルドとかあるしね。でも根はいい人ばっかりだよ!」


 フィルが人混みの中、俺の方を向いてニカッと笑う。


「ほら! ここが傭兵ギルドだよ!」


「おー! すごいね」


 俺の右隣にはレンガで出来ている大きな建物があった。


 お城……と言うには小さすぎるけど、海外にあったら有名になりそうな三階建ての建物があった。


「カミシロ、あんまりジロジロ見ない方がいいよ」


「わ、分かった」


 なんか……不良の溜まり場みたいな扱いなのかな?


 本当に根が優しい人なんているのかなぁ。









「もうちょっとでつくはずだから」


「わかったよ」


 人混みは嫌いだけどまぁ都会とかに比べればマシかな。


「あ、あったよ」


 目的地の場所はずいぶんと年季の入った店だった。


 店のレンガはボロボロで欠けるまではいかないが何かあればすぐに壊れてしまいそうな見た目だった。


「おじゃましまーす」


 フィルは躊躇することなく店の扉を開ける。


 扉から”ギィィィ”ときしむ音がきこえた。


「こんにちわ」


 店の外で待っているのも違うと思ったし、武器屋? の中を見てみたいという気持ちからフィルの後に続いた。


「いらっしゃい。んー? フィルと隣は……珍しいお客さんだね」


 中には駄菓子屋さんにいそうな優しい雰囲気を持つおばあちゃんがいた。


 髪の毛は白髪になっていて身長もとても小さい。ただ頭から黒い角が生えていた。


「今日はちゃんと武器を買いにきたよ! ほら!」


 フィルはポケットから鉄でできた小銭を4枚出す。


「ほんとだね。 どの武器が欲しいんだい?」


 まるでお菓子を買いにきた子供と駄菓子屋のおばあちゃんみたいなやり取りで武器の売買をしてると思うと……新鮮とも違うな。


「ほら、そこの珍しいお兄さん。 なんの武器を求めるてるんだい?」


「俺?」


「そうだよ! ほら、さっきの試合の時に自分の武器持ってなかったでしょ? だから必要かなって」


 そうかってあれって貸し出し用じゃなかったのかな。


「へぇお兄さん魔装をもってるのかい。 形状は……メイスに近いね」


「あれ? 俺そんな言ってましたっけ?」


 さっきまででギターの話なんて……ここでは魔装だっけ? 話してないはずだけど。


「あぁ、私は心が読めるのよ。 ……これなんてどうかしら」


 おばあちゃんは何気なく立てかけてあった、長い柄の先端に木でできた重りのようなものがついている武器を持ってきた。


「これなんて魔装に近いんじゃないかしら」


 おばあちゃんはメイスと呼んでいる武器を俺に手渡ししてくる。


 って重いな! でもなんかしっくりくるわけじゃないけど、中二心がくすぐられるというか。なんかいいな。


「そう思えたのならあってるんですよ」


「そうですか……」


 なんか考えを読まれるって不思議な気分だな。


「ならこれ買おうよ! とっても似合ってるし!」


 武器に似合うなんてあるのか? でも斧よりは軽いし……ここではやらないけど振り回せそうな軽さだし、ちょうどいいかな。


「なら買おうかな」


「そうね。鉄銭3枚ね」


「はい! ならちょうどね!」


 フィルは3枚の鉄銭と呼ばれる小銭を渡した。


 これがお金なのか。価値とかわからないけど。


「ちょうどね。 それじゃあ隊長さんによろしくね」


「うん! じゃあカミシロ、いこ!」


「お兄さんもまたね」


「あ、またきます」


 俺たちは武器屋を後にした。




 武器屋から出ると外は少し夕暮れのようなオレンジ色になっていた。


 そんなに長くいたとはね。


「さ、かえろっか!」


「そうだね」


 俺は夕暮れの道をメイス片手に歩いて帰った。


 別にムードとか求めてないけどさ。武器片手に歩いて帰るって、やっぱり異世界なんかな。


 ドカッ!


「おいあんちゃん! どこに目ェついてんだ?」


 買ったメイスが当たっちゃったのか?


「おいおい黙りかぁ?」


 バリバリの不良やん……しかも手に銀色ひ鈍く光る剣を持ってる男と筋肉ムキムキなやつかぁ。


 さて……どうしようか。


 てか刃物って……怖いなぁ。

ペグのざっくりギター講座ー!


ってそろそろなぁ、結局にわかな所あるからなぁ。


さて今回はストラップについて!


まぁ名前を聞いただけじゃ全然ピンと来ないと思います。


ストラップとはギターやベースの肩にかける時の紐ですね(まぁ実際は紐ってよりベルトぐらいの長さなんですがね)


種類はレザーやらコットンやらと色々ありますね!


調べる時は”ギター、ストラップ”と調べてみてください!


そろそろギターの知識を僕にも教えて欲しいなぁ。


そんなわけで以上!ペグのざっくりギター講座でしたー!


また更新する時までー!

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