スキル確認は大切だよね
謝罪する事があります。
今まで神代のギターの種類を明確に書いてませんでした。
一応黒のストラトキャスターです
さて、スキル鑑定はとりあえず便利だってわかったし……
次は空間作成だけど。
使ってみたけどなぁ。
俺の目の前には小さな穴がぽっかりと開いていた。その空間だけが黒色とかではなくて……どちらかというと白っぽい穴だった。
ギターとか入れられたら良かったけど……正直入りそうじゃないしな。もうちょっと訓練が必要かな。
俺は作った穴の中に手を入れたりしてみる。
中は広いようだけど入口が残念ながら狭い。
とりあえずこの穴閉じたいんだけどなぁ。どうすればいいかな。
―—空間作成の使用を中止しますか?
―—YES/NO
「あっと、YESで」
―—了解しました。
無機質で機械的な声が響いた。そして目の前に渦のようなものが出現した。そして渦は無くなって白い穴も消えた。
はー……さっきの穴を俺が作ったのか。
まったく実感ないな。……ってなんか体がだるいってか重いな。
全力で走りに行った後みたいな疲れが……ってなんだか新しい感じのダルさだなぁ。
とりあえずどうするか。
戻ってあの戦闘に加わるってのは……多分死んじゃうから嫌だしな。ギターでも弾くかな。
そう思って俺はギターをケースから出した。
―—波動を使用しますか?
―—YES/NO
……なに? アンダー? そんなのスキルになかったよな。
そう思って俺はスキル一覧を見る。
神代 優
レベル・3
HP・59 MP・32/2 SP・35 BP・0%
スキル
演奏技術レベル・1空間作成レベル・1スキル鑑定レベル・1
スキルポイント
3
あ、MPがめちゃくちゃ減ってる。ってかやっぱりアンダーなんちゃらってないよな。
―—波動を使用しますか?
―—YES/NO
しかし頭の中の違和感はぬぐえないし。また同じことを問いかけてくるし。まぁ物は試しか。
「YESで」
―—了解しました。
するとギターからあの時の禍々しいオーラがあふれてきた。
……これかぁ。ってキャンセルキャンセル!
「えーと、中止中止……そうだNO!」
―—了解しました。
するとギターから禍々しいオーラは消えていつものギターに戻っていた。
「はぁー、なんか焦ったな」
てか俺のスキル鑑定でギターの持ってるスキルわかるかな?
―—スキル鑑定を使用しますか?
―—YES/NO
ほんとに優秀だな。
「もちろんYESで」
―—了解しました……鑑定に失敗しました。もう一度試しますか?
―—YES/NO
あっ失敗とかあるんだ……自分のものなのにな。
―—もう一度実行しますか?
―—YES/NO
「YESで」
―—了解しました……鑑定に失敗しました。もう一度試しますか?
えー……
それから十五回ぐらい同じやり取りを繰り返した。なんだか引き返したら負けな気がしたからな。
―—了解しました……鑑定に失敗しました。もう一度試しますか?
―—YES/NO
「YES」
―—波動 魔装ギターから放たれる音を攻撃に転用することができる。攻撃力は演奏技術のレベルによって変わる。能力は任意で解除可能。
頭の中に解説のようなものが流れる……って成功したー!
そうか俺のギターってこんな能力がってあんまり聞けなかったけど……ようは音で攻撃か。
昔考えてたような能力のまんまじゃん! 最高だな!
「おーい! すごい魔力を感じたが! どうした!」
ガチャっとジェラルさんが更衣室に入ってきた。
「あーと、大丈夫ですよ」
「そうか! どうだスキルの確認は終わったか?」
まぁこれ以上、見るものもないかな。
「大体終わりました」
「大体か……なら少したったらラルと実践だ! 行くぞ!」
そう言ってジェラルさんは”はっはっは!”と笑いながら俺の肩を叩く。
って実践? えー、俺……生きて帰れるかな。
今日もペグのざっくりギター講座!
さてさてすっかり忘れてました!
ストラトキャスターとはです!
これはエレキギターの形状の事、ざっくり言うとスマホがアンドロイドかアイフォンなのかぐらいなのですが(あくまでざっくりです)
これに関しては画像の検索をオススメします。
他にはレスポールやテレキャスターなどよく聞くやつから、SGやVシェイプなどの種類があります。
ちなみに作者のペグのエレキギターデビューはストラトキャスターから入ってます!
以上、ペグのギター講座でした!