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売れないギターリスト、神代優です。

ギターリスト……と言うよりギターをやってる人には共感出来ることが多いかも知れません!


知らなくてもおもしろい(はず)ですよ


「もう……潮時なのかもなぁ」


 ――ファァァァン!


 俺は街頭がほぼなく車2台がギリギリ通れる道幅の暗い夜道を歩きながらつい、そんなことをつぶやいた。


 そのとたん隣の線路から電車の警笛が聞こえた。まるで今更かよと突っ込んでるように聞こえたのは俺の被害妄想なのだろう。


 だけど、そんな被害妄想を考えてしまうのも仕方がないと俺自身は思う。

 

 なぜなら俺の背中にはちょっと重いストラトキャスターというギター。


 右手にはコンセントいらずの9V電池で動く小さなアンプ。左手には様々な機材が入っている十億円が入っていそうなアタッシュケース……ではなくエフェクターボードを持っている。


 これらの機材が結構……いやすごく重いんだよなぁ。


 肩の限界はとっくに超えてるし。肩から悲鳴が聞こえる気がするよ……


 俺はこの重い機材のせいでついついネガティブなことを考えてしまう。そもそもキャリーバックを買えばいいのだがいつも買うのを忘れて後悔するのだ。


 ――ファァァァン!


 電車が警笛を鳴らす。……そもそも電車の乗客達が悪いんだ。大荷物だからって俺のことを睨んでくるしさ。


 居心地は悪いしイライラもするしさ。


 だから家から五駅前で降りて歩いて帰ろうってことにしたけどさ。


 失敗だったなぁ。


 てかなんでこの時間に公園でライブなんてやるんだろうなぁ。


 近所迷惑とか苦情が来るだろうしさ。


 それに俺だけだったらアコギでやれば荷物を少なくできたのになぁ。


 なんだか考えれば考えるほど精神的に疲れてきてたまたま近くにあったベンチに腰を下ろし、ギターを横に立てかけて、その他機材を床に置いた。


 歩いたせいで太ももが痛いし、肩も解放されたらされたらで痛いし……もう俺も若くないのかもな。


 高校からギターを始めてもう13年。そうかもう28歳か……早いのか遅いのかよくわかんないけど……もう三十路なんだもんな。なんか悲しくなるなぁ。


 高校の同級生はほとんどが定職についたり、バンドメンバーも他の仕事しながらやってるし。


 そりゃ俺だってバイトしながらだけどさ。


 バンドを始めた頃は直ぐに売れると思ってたんだけどなぁ。


 今から仕事を探すって言ってもギター以外出来ないからもう引くにも引けないんだよなぁ。


 俺はついついため息がこぼれてしまった。そのため息は白い煙のように風に流されて消えていった。


 あー止まると今度は寒いな。きっと重歩兵とかってこんな気持ちなのかもな。ギターって大砲みたいだしさ。


 ……あー、しんみりするのも俺らしくなかったな。このままだと風邪ひきそうだし。さ、帰るか。


 俺は地面に置いたエフェクターボードとアンプを持ち上げ元気よく歩道へ出る。


 ――ファァァァン!!!!


 今度は警笛ではなく……トラックのクラクションだった。


 もうトラックは俺の目の前だった。


 ここら辺は街頭もないとはいえ、トラックは音とかライトで気づくと思ったんだけど。


 まぁ俺も黒いダウンを着てたから運転手にもわかりずらかったのかな……ってこんな気楽なこと考えてる場合じゃ……


 ――ドカッ!


 トラックにぶつかった音なのかギターの機材に当たった音なのかはわからないが鈍い音が聞こえた。


 そのまま俺は宙に投げ出された。


 ……あー、ぶつかった瞬間って痛くないんだなぁ。それに妙に頭がすっきりしてるというか頭の回転が速いというか。頭でも打ったんかな。


 こんな時でもエフェクターとか手放してないし……それにトラックの運転手ずいぶんとやらかしたって顔してるな。


 まぁ事件だしね。なんか申し訳ないな。


 ……あれ? いつまでたっても地面に落ちないんだけど……なに?俺にこんな能力あったのか。


『それは私が干渉してるからね』


 俺の真横から随分と透き通った声が聞こえた。大人のような子供のような不思議な印象をもつ声だった。


『神代 優。 へぇ高校でギターを始めてそのあとギターの専門学校に行ったんだ。でもそのあと自分には合わなかったって理由で中退したんだ。


 それがきっかけで親に縁を切られて、今では飲食店でバイトしながらなんとか食いつないでる……と。随分な人生だね』


 随分な人生か。まぁ確かに他の人から見たら人生の失敗例のような生き方なのかもしれないなぁ。


 まぁそれでも自分の好きなことやって生きてるしさ。


 誰だかしらないけどさ……そんな初対面の人に散々な人生だ、なんて言われたくないなぁ。


 それにこれからバンドで売れるって信じてるし。


『もうそんな機会はないんじゃない。 だってあなたは死ぬもの』


 死ぬ……のかなぁ。あんまり実感しないけど。


 多分トラックに轢かれたのかな? まぁ死ぬと決まったわけでは無いんだろうけど。


 どうなんだろう? 死ぬのかな? まぁもちろんこんなところで死にたくないけどね。


『もう一度、チャンスが欲しくない?』


 まるで天使のささやきのように聞こえる。しかし同時に悪いこと……悪魔の誘いのように聞こえもした。


 ……チャンスって?


 俺はこの何かの誘いに乗ることにした。


 なんだか悪い話のようにも聞こえるけど。


 目の前にトラックが……もう轢かれているみたいだけどね。


 なにより、この誘いに乗ることで俺のバンド人生が変わるかもしれないという俺の直感を信じてみようと思ったからだ。


『興味あるんだね。いいよ、あなたを特殊な方法で助けてあげる。その後までは面倒見ないけどね』


 謎の女性(?)はどこかの外国の言葉とも思えない、謎の呪文というのが一番しっくりくるかもしれない。


 そんな呪文を唱えるように何かを呟いた。


『せいぜい観測者(わたし)を楽しませてね』


 ――キィィィィ!!!!


 トラックの急ブレーキの音が響き渡る。


 俺はあっけなくトラックに轢かれた。








 俺の頭を棒? 少し尖った棒のようなものでつつかれる。


 痛い……激痛とかそういう痛さじゃないけど地味に痛い。だれかのイタズラかな。


 ってさっきまで何があったっけな。確か……トラックに轢かれた? でもその割には元気なんだよな。


 麻酔なのかな、もし目を開けたら手術中とかだったらどうしよう。


 俺は少しドキドキしながら薄く目を開ける。


 そこは清潔感が漂う病室でも、ちょっと期待していた手術室でもない。


 目の前には子狐? が爪で俺のことを突っついていた。

 

 そしてその子狐の後ろには……およそ漫画やアニメ。現代にはいそうにない大きな獣……九個の尻尾をもつ化け物が俺のことを見下していた。

 

「母様ー起きたみたいだよ」


「そうですか」


 それに……人の言葉をしゃべってるように聞こえるのは俺だけなのだろうか?


「あなたがカミシロ ユウであってますか?」


 それになぜか俺の名前を知っているみたいだし……


 これはなんだろう……ちょっと頭の処理が追い付かないのだけど。

ここではギターの用語や解説を行っていく予定です!

なお作者の独断と偏見にまみれています。

また分かりずらいかも知れませんが……もし気になったのなら調べて見てください!

これがギターに触れるきっかけになればと思います!


さて早速!

エフェクターとはです!


エフェクターとはギターの心臓とも言われています!

ギターの音を変えるのです!


例えば普通に叫ぶのとトンネルで叫ぶと色々と違うところがあると思います!


つまりそういう事だと思ってます!



なおこれは作者の経験談なので詳しく知りたければ調べて見てください!

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