【2】
生徒と部外者が入り乱れ、校内は人が溢れ賑やかだ。
そんな中を歩き、招待客の受け付けがある所まで行く。
待ち合わせ時間には少し早かったため、目当ての人物はまだ来ていないようだ。
受け付けの側にある招待客が待機するために作られた場所で待つことに。
・・・・・・
・・・
・・
暇だな。
小腹が減ったのでプチおにぎりを5つほど食べた頃、待ち合わせの相手が来た。
「・・・相変わらずだね。」
「何が?」
「食べっぷりが。」
プチおにぎり食べただけなのに、よく食べるみたいに言われた。
「イリアちゃんて少食だった?」
一緒に食べる時、普通に食べてたと思ったが、暫く会わないうちにダイエットでも始めたのだろうか。
「私は特に少食ってこともないわよ?女子としては普通じゃないかな。」
「じゃあ私と同じだね。」
「ちょっ、同じとか止めて誤解されるから!私おにぎり5個の時点で無理だからね!?」
「おにぎりとは言ってもプチだよ?それを5つ食べただけで大袈裟だね。」
「「いやいやいや、プチじゃないよねそれ!?寧ろ普通サイズより大きいわよね!?」」
イリアちゃんとタリアちゃんが息ぴったり。
「ちょっとジェラシー。」
「「なんでよ。」」
イリア(20)、タリア(18)
胡桃色の髪に青い瞳の姉妹




