第86話.陽光祭【1】
赤点を取ることもなく無事にテストも終了。そして訪れる陽光祭。
陽光祭の出し物を決めるのに意見がわかれ時間かかったり、決まったら決まったで、準備で毎日忙しかったり。大変だったが、クラスの結束力もあがった。
同じ空間に長いこと一緒に居て時間を過ごした結果、団結力とともに恋心も育まれ・・・
という妄想をする以外特にやることなどないまま陽光祭当日。
正確には出し物を決める作業はあったが。
その後は業者任せで生徒が何かしたりすることはないのでーー部活とかやっていて作品発表などをする生徒は除くーー当日まで特にやることもなかったり。
ほぼ業者任せだが、飲食系やなんかの接客が必要な場合、接客とかは生徒がするけどね。
うちのクラスは接客とかやりたくない派が多数なので、授業で(適当に)描いた絵を飾り、勝手にどうぞというスタンスのもと、めんどくさいから受け付けとかも嫌ーー違った、お客様にゆったりと心置きなく落書きーー絵画鑑賞をしていただきたいので受付けなどという無粋なものを廃止すべく、率先して皆に働きかけました。
真面目に働いた後のオヤツは、いつもより美味しかったような気がします。
因みに私は何を描いてもいいと言われ、卵(形を線で描いただけ)を出したら、舐めてんの?と先生に怒られました。解せぬ。