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自慢のお母さん

作者: 結城夏陽

とある日

私と兄はファッション誌を一緒に見ながら他愛ない話をしていた。

「ねぇ、にぃーちゃん、6パックってさ6個に割れている腹筋やん?8パックってあんの?」

「お前、知らないの?」

「うん」

「あるらしいよ、なんか、筋肉の割れ目って人それぞれなんだってさ」

「へ~、にぃーちゃんは何パックなん?」

「俺?俺、ほとんど割れてないぞ、でも6だと思う」

「割れてないのかよ、痩せろよ!筋トレしろ!!」

「はぁ?だりぃ~」

わいわいと会話が盛り上がっている時、台所から母が寄ってくる足音が聞こえた。

「ねぇねぇ!だったらさ!ママは1パックだね!!!」

ニコニコと嬉しそうに話す母に私と兄は顔を見合わせることしかできなかった。


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― 新着の感想 ―
[一言] 豪快なお母さんですね! ボクも1パック…いや、3パックか。 それは三段腹とも言うね(笑)
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