優斗魔物の肉を食べて腹痛になる
まだまだ森の中です
森の外を目指して川沿いに歩きだして2日が経過していた。
この二日間でわかったことがある。
ここの森のほとんどすべての生き物が凶暴である事とここにいる生き物はソニックブーム一発で倒せるという事だ。
後は以外と肉が美味しいことだ。
そして僕は今その肉を食べたことによる腹痛でうずくまっていた。
普通に考えたらあんななんなのかもわからないような生き物の肉を食べたりしないけど、昨日はお腹が減りすぎていたから正常な考えができなかった僕はソニックブームで倒した巨大な猪のような生き物の肉をどうにかして起こした火で焼いて食べたのだ。
その時に「たんたら〜たたた、たんたら〜たたた、たらら、たらら、たらら、たらら、たたたたたん、上手に焼けました〜♪」とモン◯ンの肉を焼く時の歌を歌いながら笑顔で焼いていたのはこの世界にいる人から見たらさぞ不気味だっただろう。
僕はこんがりと焼けた猪のような生き物の肉に噛り付いた。
驚いたことにそれがものすごく美味しく僕はあっという間に肉を食べ尽くした。
そして段々と眠くなってきて地面に寝転んで僕は夢の世界へと旅立った。つまり寝たのだ。
翌朝
ヒュゥゥゥコツン
「ふあっ?」
僕は上から落ちてきたどんぐりのようなものに当たって目を覚ました。
体を起こそうとすると全身に痛みが走った。それはそうだ硬い地面に何も敷かずに寝たんだから。
ただその全身の痛みはまだ我慢できた。しかしお腹の痛みはそれと比べ物にならないほど痛く僕はうずくまった。
あ、これ絶対昨日食べたあの肉が原因だろ。
なんで昨日の僕はあんな安全かもわからない肉を食べたんだ!何が上手に焼けました♪だよ!こんなお腹を壊すもんを上手に焼いてどうするんだよ!しかもなんであんなに美味しいんだよ!あの時の喜びを返せ!以下略。
僕はうずくまりながらそんなことをずっと心の中で誰かに怒鳴り続けていた。
しかし僕は知らない。あの猪のような魔物“ポイズンボア”はAランクオーバーの魔物で常に周りに毒ガスを撒き続けその肉を人が食べるとまず百パーセントの確率で死に至るという超危険種(人類が滅ぶ危険のある魔物)として扱われていることを。
そしてそれを食べたのにお腹を壊すだけで済んでいるという僕の異常さも。
その後数時間うずくまっていた僕はまお腹の痛みが消えたのを確認した後何事ももなかったかのように歩き出した。
そして・・・「うぅぅぅ。」すぐに痛みが戻ってきて僕はその場にうずくまった。最初にうずくまっていた場所から四歩ぐらいの場所だった。
また腹痛との戦いが始まったのだ。
投稿するのがすごく遅くなってしまいました。すいません。
誤字や脱字、読み難い、もっと長くしてほしいなどありましたら報告お願いします。