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問題解決!


隠蔽のスキルが意味ない?じゃあどうすればいいんだよ!


「‥‥多分じゃが転生神が原因じゃと思うのじゃ」


「? なんで?」


「転生神の加護の効果はなんじゃ?」


「全ステータスが9999アップするっていうのと獲得経験値が10倍になるっていうのと獲得経験値を所持金にできるっていうやつだよ。後備考でこの加護がある限りレベルが上がらないって書いてあるよ」


「凄っ!なにそれ凄っ!良くても逆立ちをできる時間が延びるぐらいの能力じゃと思ったのに!」


「そんな訳ないでしょ。そんなのだったらいくらなんでもひどすぎるでしょ。あとまた喋り方が変わってるよ」


「いや、歴代勇者の中で稀にそのひどい加護を受けたものがおったぞ。」


「どんな効果なの?」


「踊りが少しだけ上手くなるという残念な能力じゃった」


「そんな能力あるの?」


「あああるぞ、他にも〈前転が上手くなる〉や〈睡眠欲が強くなる〉などの加護があったの」


「前転が上手くなるっていう加護は置いといて睡眠欲が強くなるっていう加護って何が残念なの?」


「戦いを味方に任せて寝ていたり一日中寝ていたこともあったぞ。因みにその勇者の死因は食事しないで寝続けたことによる餓死じゃ」


「何その死に方⁉︎魔王と戦って負けたとかじゃないの⁉︎」


「ああ餓死じゃ」


「厨二病の勇者だったり餓死した勇者だったり残念な勇者しかいないの?…まあ餓死の方は加護が悪かったってだけだけど」


「‥‥ねえ「いやいや無理じゃよ。神の加護は一人に一つの加護と決まっておるからの」


「まだ何も言ってないんだけど?それよりなんでわかったの?」


「顔に書いてあったぞ?」


僕ってそんなに顔に出やすいかな?


「いま顔に出やすいかなと思ったじゃろ」


「なんでわかったの⁉︎」


「だから顔に書いてあるんじゃよ」


「‥‥それよりも加護の取り換えとかできないの?」


もしも変えられるなら今すぐ変えたい。


「ああできんぞ」


やっぱりね。だいたい想像はできてたよ。



「こんな加護いらない!」


「そんなことを言うでない。獲得経験値10倍という事はスキルの経験値も10倍ということじゃないかの?」


「スキルの経験値?なにそれ」


「スキルの熟練度とも言うが数値としては見れぬがそれが一定以上たまるとスキルがレベルアップするんじゃ」


「へぇー、それってスキルを使ってたらたまるの?」


「ああたまるぞ」


じゃあ早速やってみよう“隠蔽”これをやってたらレベルアップするの?簡単じゃん。


〜10分後〜


そろそろどれぐらい上がったか見てみようかな?ステータスオープン!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

三原優斗 種族:人族 年齢:16 レベル:1 MAX


状態:普通


生命力:750(9999)

筋力:650(9999)

体力:980(9999)

魔力:860(9999)

敏捷:1250(9999)

耐性:950(9999)

魔法耐性:970(9999)

運:280


討伐欄


スキル

【火魔法Lv.1】 【水魔法Lv.1】

【土魔法Lv.1】 【風魔法Lv.1】

【雷魔法Lv.1】 【闇魔法Lv.1】

【光魔法Lv.1】 【回復魔法Lv.1】

【魔力操作Lv.- 】 【魔力解放LV.-】

【魔力感知Lv.1】 【思考加速Lv.1】

【並列思考Lv.1】 【過食Lv.1】

【索敵Lv.1】 【隠蔽Lv.1】

【生命力自動回復Lv.1】

【生命力回復量上昇Lv.1】【威圧Lv.-】 【言語理解Lv.-】 【鑑定Lv.-】

【毒耐性Lv.5】 【空腹耐性Lv.1】



エクストラスキル

【空間魔法Lv.1】 【転移魔法Lv.1】



ユニークスキル

【魔法複合Lv.1】 【詠唱無視Lv.1】

【飛行魔法Lv.1】


加護

転生神の加護


称号

異世界転生者 転生神に託されし者 殺戮者

魔族キラー 空腹を乗り越えし者

限界に至りし者

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「‥‥隠蔽のレベル上がってないんだけど?」


「しっかり見たのか?」



見ましたよ?4回ぐらい見返しましたよ?でもどう見てもレベルが1なんですけど。


「そんな訳‥‥レベル1じゃ」


「ただ隠蔽するだけじゃダメとか?」


「?どういうことじゃ?」


「隠蔽したステータスを鑑定か何かで見てもらうとか?」


「じゃあやってみるか?【鑑定】!」


「‥‥どう?」


「ダメじゃ。レベルの差がありすぎて隠蔽の効果がでてない」


「じゃあ無理じゃん」


「無理じゃな」


「じゃあもう夜じゃからわしは寝るぞ?」


「・・・あんた寝る必要あるの?」


「あるぞ、決して考えるのが面倒になったからではないぞ?」


BBAも優斗と同じで馬鹿である。


「わしはこやつほど馬鹿ではない!」


「誰に怒鳴ってんの?それより僕の悪口言ってない?」


「い、言ってないぞ。もうわしは寝るからの!」


「あっ寝る(逃げる)んじゃない!ってもう寝てるし!寝るの早すぎるでしょ!」



なんであんなに早く寝れるの?


はぁ〜BBAも寝ちゃったし僕も寝るかな。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


‥‥どうなってるの?これ?目の前で僕を落とした女神が手を振ってるんだけど?


「おーい、聞こえてますかー、おーいって、ねえ二回も無視するのやめてくださいよ。 ねえってば。あのー。へ、ん、じ、を、し、て、く、だ、さ、い!」


「僕の後ろに誰かいるのかなー」


「あ、な、た、に、い、っ、て、る、ん、で、す!」


「く、ぎ、ら、な、く、て、も、き、こ、え、て、る、よ?ま、え、は、お、お、ご、え、で、い、っ、て、き、た、け、ど、こ、ん、か、い、は、く、ぎ、り、な、が、ら、し、ゃ、べ、る、の?」


「違います! あなたも区切ってるじゃないですか!」


「これはあんたが区切りながら話してたからこっちも区切りながら話したほうがいいのかなと思ったからだよ」


「そんなわけないでしょ!」


この女神は何を怒ってるんだろ? とりあえず謝っておこう


「すいません。女神様(笑)」


すいませんと聞いて嬉しそうな顔になった女神の笑顔が凍りついた。


「笑とは何ですか笑とは! 私はちゃんとした女神ですよ!」


「わかってますよそんなこと」


「そんなこと⁉︎そんなこととは何ですか!大事なことです!」


「はいはいそうですね〜」


「何ですかその面倒くさい人と話している時のような喋り方は!」


「だって面倒くさいんだもん」


「は?」


「それよりあんたの加護のことなんだけど」


「‥‥」


「おーい?」


「面倒くさいとは何ですか!」


「本当のことを言っただけだよ? それよりもあんたの加護「もう怒りました!あなたの言うことなんて聞いてあげませ〜ん!」


怒り方が子供みたいだな。


「ふ〜だ」


「それよりもあんたの加護のことで話があるんだけど」


「さっきの言葉聞いてました⁉︎何普通に質問してるんですか⁉︎ 聞かないって言いましたよね⁉︎」


「返事をした時点で普通に聞いてるじゃん」


「あっ!」


「この女神はやっぱりバカだな。おっといけない、心の声が漏れちゃった」


「ねえ、それ普通に言ってますよね? 心の声が漏れたとかじゃないですよね」


「そうだよ?それよりもあんたの加護のことなんだけど」


「認めた!神様に向かってバカとは何てことを言うのですか!そもそもあなたはですね私を神だと思ってます?」


「え?「あ〜はいはい答えなくてもいいですよわかってますから」


ムカッ!


「あなたの話をする前にまずは私が神であることをドゥペラッ⁉︎」


フゥ〜すっきりした〜。


「何で急にビンタしてきたんですか!」


「ムカついたから?」


さっき僕がやったのは普通のビンタだ。まあ普通の生物だったら頭がはじけて死ぬんだけどね。この女神のせいで。


「じゃあすっきりしたってことで称号の話をしよう」


「全然すっきりしてませんよ! ビンタされてすっきりするはずがないでしょう⁉︎」


「え? でも喜んでるよね? ほっぺたも赤いし」


「私はビンタをされて喜ぶような変態ではありません!赤くなってるのはあなたにビンタされたからですよ! それに片方しか赤くなってないじゃないですか!」


「じゃあ」


「え? アバッ⁉︎」


「こうすればいいじゃん」


うん、完璧だ。これで文句はないだろう。え?何したって? 決まってるじゃん反対側の頬をビンタしたんだよ。 なぜそんなことをしたのかって? 片方しか赤くないって言ってきたから?女神がニコニコしてる。やっぱり喜んでんじゃん。そのまま右手を振りかぶって

ん?右手を振りかぶって?


「グパッ⁉︎ ゴフッ⁉︎ ハベッ⁉︎ アガッ⁉︎」


はい4回ほどビンタされました。パンパンに腫れた頬を押さえながら女神を見ると手を振り切った姿勢で


「やられたらやり返す、倍返しだ! です!」


と言ってきた。どうして女神がそれ知ってるだろう。 だいぶん前に流行したやつじゃん。


「ねぇそれ何で知ってるの」


「え?することがなくてダラダ…観察してたらやってたから見てたのよ」


「さっきダラダラって「言ってません!」


「でも「言ってません」


「はい」


「それじゃあ両方すっきりしたことですし私の加護についての話を始めましょうか」


「そうだったそうだった。それであんたの加護の文句を言ってくよ。まずステータスが高すぎ。」


「でもそのおかげで死なないでしょう」


「ちょっと極端すぎやしませんか? 転生したらチート能力もらえるのはいいですよ? でも最初からあのステータスはないでしょ?あんだけあったらデコピンで魔王倒せちゃんじゃないですか?」


「まあそれはそうですけど」


「え?デコピンで倒せちゃうの?魔王」


「ええ一発で仕留められるかは微妙ですが二発当てればまず間違いなく倒せますね」


まさかの魔王をデコピンで倒せるなんて。適当に言っただけなのにいけちゃったよ。というかこの世界魔王いるんだ。


「まあそれは置いといて、次の文句を言いま〜す。獲得経験値10倍なのにレベルが1でMAXってどうゆう事だよ!」


「獲得経験値10倍っていうのは役に立ってると思いますよ?」


「は?」


「獲得経験値を所持金に変えることができるって書いてありますよね?」


「所持金ってどこにあるんだよ」


「アイテムボックスに入ってますよ」


「アイテムボックス?」


「空間魔法レベル1で使える魔法よ。 因みに所持金はステータスにのってます」


「え?そんなものあったけ?」


とりあえずステータスオープン!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

三原優斗 種族:人族 年齢:16 Lv.1 MAX


状態:普通


生命力:750(9999)

筋力:650(9999)

体力:980(9999)

魔力:860(9999)

敏捷:1250(9999)

耐性:950(9999)

魔法耐性:970(9999)

運:280


討伐欄


スキル【火魔法Lv.1】 【水魔法Lv.1】

【土魔法Lv.1】 【風魔法Lv.1】

【雷魔法Lv.1】 【闇魔法Lv.1】

【光魔法Lv.1】 【回復魔法Lv.1】

【魔力操作Lv.- 】 【魔力解放LV.-】

【魔力感知Lv.1】 【思考加速Lv.1】

【並列思考Lv.1】 【過食Lv.1】

【索敵Lv.1】 【隠蔽Lv.1】

【生命力自動回復Lv.1】 【威圧Lv.-】 【生命力回復量上昇Lv.1】【鑑定Lv.-】 【言語理解Lv.-】 【毒耐性LV1】



エクストラスキル

【空間魔法Lv.1】 【転移魔法Lv.1】


ユニークスキル

【魔法複合Lv.1】 【詠唱無視Lv.1】

【飛行魔法Lv.1】


加護

転生神の加護


称号

異世界人 殺戮者 転生神に託されし者

魔族キラー 空腹を乗り越えし者

限界に至りし者


所持金

白金貨二枚、大金貨三十枚、小金貨五十枚

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あった一番下に。さっき見たときはレベル1でMAXってことがショックで気づかなかった。


でもこの白金貨、大金貨、小金貨ってどのくらいなんだろう。僕の読んだ小説ではだいぶ大きな金額だったと思うけど。


「ああ、これがどのくらいかわからないんですね。じゃまずこの世界の硬貨の種類から説明していきますね。 この世界には、銅貨、銀貨、大銀貨、小金貨、大金貨、白金貨があります。 日本円で言うと銅貨十円で銀貨が百円大銀貨が千円と言うふうに十枚ずつで上がっていきます。白金貨は一枚で百万円ぐらいですね」


「百万円⁉︎」


「はい、ですから今のあなたの所持金は五百五千万円ほどですね」


「五百五千万円⁉︎」


「はい。あと白金貨はあまり店などでは使えないので十枚を超えても大金貨のままにしておきましたね。小金貨の方はただのミスです」


やばいやばい、いきなり大金持ちじゃん。どうしよう。五百五千万何てどおすればいいんだ。


「生活で普通どの硬貨を払うの?」


「銅貨や銀貨、大銀貨ですね。金貨を使う機会はあまりないですね」


「金貨を銀貨に両替したりできる?」


「できますよ?」


「じゃあやって」


「私じゃなくても冒険者ギルドなどでやってくれますよ」


「冒険者ギルドあるの!」


「ええありますよ」


「じゃあ街に行ったら冒険者になろうかなってそれよりもお金の事はわかった。あとは僕の異常なステータスとレベルの上限を何とかしてよ」


「え〜、いいじゃないですかそんな事」


「全然よくないよ!何かないの?ステータスに制限をつけられるスキルとか!」


「そんなのあったかな〜。あっ!いいスキルがありました」


「どんなスキル?」


「ステータス制限です」


「それってあったやつ?」


「いいえ?ついさっき作りました」


「じゃあ何で前からあったみたいに言ったんだよ!」


「まあまあそこはいいじゃないですか。じゃあスキルを授けますよ?…はい出来ました。ステータスは自分で設定してくださいね」


「よしあとはレベルだけだ」


「もう良いんじゃないですか?」


「全然よくないよ。すごく大きな問題だよ。 というか何で反対してくるの?」


「反対はしてませんよ。ただ、疲れたんですよ」


「疲れた?」


「はい、怒鳴ったりスキルを作ったりしてすごく疲れたのでもう寝たいんです」


「神にも睡眠いるんだ」


「当たり前じゃないですか。 本当に寝そうなのでちゃっちゃとやりますね。…はい終わりました。 ではさようなら」


そう言うと同時に僕の足場がなくなった。


「またか〜!」


そして僕は目を覚ました。


「ハッ!」


ガツン


「「痛ッ!」」


「急に起き上がるでないわ!」


「え〜とおやよう?」


「今はもう昼じゃがな」


「夢?」


「ん?何か言ったか?」


早く確認しないと。ステータスオープン!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


三原優斗 種族:人族 年齢:16 Lv. 1/99


状態:普通


生命力:750(9999)

筋力:650(9999)

体力:980(9999)

……


「MAXが消えてる!」




誤字脱字・意見感想よろしくお願いし

まーす!

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