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ごみ部屋のあるじ

久々の更新ですが短くて済みません。

「うわわっ!」


 引っ張られていく。ごみ屋敷のドアにビタンと張り付き、身動きが取れない。

 僕は学校に行かなきゃならないのに。

 ドアにぶつかった衝撃で、扉の向こうでごそごそと音がする。まずい。

 逃げようとするも糸に引っ張られ、つまずいて鞄が地面をスライドしていく。


 ドアが開いた。


「きみ、なにしてんの?」


 現れたのは、妙齢のお姉さんだった。大学生くらいだろうか。大きな胸を隠すことなくタンクトップでうすく覆い、下はショートパンツ。かわいらしいクマのサンダルを履いているのが妙にかわいらしいと思った。


「え……」

「もしかして、不審者……?」


 眉根を寄せるお姉さんに、このごみ部屋のほうがよっぽど不審だと思ったが、いきなり年上の女性にそれを指摘する勇気もなく、その思いはそっと胸の奥にしまい込んだ。


「ち、ちがうんです!糸が!」

「糸?」


 もうやけっぱちだった。僕は糸の事をすべて話した。


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