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ドリームゲーム  作者: 虎の子太郎
4/9

第3話


ー「見つけちゃったね。・・・・ごめんなさい。」


少女は俯く。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今日は、初めて思い通りの夢を見れたと思ったのに、徐々に悪夢になってしまった。

最悪だ。こんなこと望んでないのに。


最悪の目覚めになってしまい、重い気持ちでカーテンを開けると雨が降っていた。


「今日はとことんダメな日かなあ。」


暗い気持ちに追い打ちをかけるような雨に、どうしようもない倦怠感を覚えた。


ふと見たカレンダーには丸印があった。


「ああ、今日は約束してたんだった!」


僕の倦怠感なんてどこかへ旅立った。今日はレイちゃんとご飯に行く約束がある。


初めてのデートがご飯に行くことなんて、ちょっぴり大人な気分だった。

ファミレスだけど。


支度を済ませ、彼女より早く着くために急いで待ち合わせ場所へ向かった。



が、彼女の方が早く着いていた。


「ごめん!もしかして待った?!」


待ち合わせ時間間違ってた?

時計狂ってた?

僕は早々にやらかしたかもしれない失態にパニックになった。


「いいえ!私が早く着きすぎたもので・・・。」


恥ずかしそうに、俯く彼女は本当に可愛かった。同時に、怒っていなくて安心した。


「と、と、とりあえず行こうか!」


恥ずかしさで変な声が出てしまった。絶対に変な人だと思われた。


僕は彼女の車椅子を押す。


まずはどこへ行こうか?彼女は何が好きなんだろう。話したいことたくさんだな。

頭の中で様々なプランを並べて、会話の予定まで立てていた。


朝に見た夢のことなんてすっかり忘れていた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


5月24日の夢


夜景の見えるレストランで美味しいご飯を食べて、良い気分だった。でも帰りの車で少し眠気が来て、事故を起こしてしまった。猫が通って、急ブレーキを踏んだら、後ろの車がハンドルを切って他の車にぶつかった。親友が乗っていた。どんどんと野次馬が集まってきた。夢なら覚めてくれ!と願ったら目が覚めた。


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