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ドリームゲーム  作者: 虎の子太郎
3/9

第2話

大学に着くやいなや、大学で一番仲の良い友達が走ってきた。


「正夢って信じるか!?」


いきなり、そして少し興奮気味に聞いてきた。


「信じねーよ!なんとなくそんな夢だった気がするくらいのもんだろ。」


少し冷たい気もしたが、本当のことだった。


「昨日さ!夢に出てきた子と本当に公園で会ったんだって!これって運命じゃない?」


彼については、いつも思うが少し夢見がちなところがある。いや、夢の話してるんだから当たり前か。


「その子はお前のこと、あ!夢で見た人だ!って言ってたか?」


「そ、そんなことは言ってないけど、夢も現実も車椅子に乗ってたから、きっと同じ子に違いない!」


良いやつなんだけど、親友として、いつか悪い人に騙されないか心配になった。


「本人に確認はしたの?」


「確認もしてない。でも・・・連絡先交換しちゃった。」


前言撤回、さっさと騙されて大損こいてしまえ。


「お前、初対面でそんなにぐいぐい行くタイプだったか?」


「初めて会った気がしなくてさ。夢で見たことあったからかな。」


「前も女の子に会ったとか言ってなかった?それとは別?」


他愛もない話だったが、友達が多いわけでもないから、こいつとの話はよく覚えている。


確か前にも少女に会っただかなんだか言っていた。


「それとは別の子だよ〜。20歳くらいの女の子、いや女性かな。」


彼は鼻息を荒くしながら、自慢げに話す。


「夢の中では女の子だらけかよ!この発情期め!ただ、車椅子の女の子って大変だな。大事にしろよ。」


「どんな苦労も共に乗り越えてみせるさ〜。」


完全に浮かれモードだったが、親友として嬉しかったし、素直に応援してやろう。



あとであいつの後ろつけてみようかな?

その女の子、一目みてみたいし。




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