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ドリームゲーム  作者: 虎の子太郎
2/9

第1話 大学生 ユウマ

ー「見つかっちゃった!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


5月14日の夢


遊んでいると、かわいい女性に出会った。髪に水色のリボンをつけていた。少し前に足が不自由になってしまったらしく、車椅子に乗っていた。話した内容はよく覚えてない。すぐ日が暮れ、夕方のチャイムが聞こえたところで目が覚めた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「今日も思い通りにはならなかったなあ〜。」


僕はため息を漏らしながら、机に向かいペンを取る。


夢での内容を日記につけている。決して夢占いに使うわけではない。

これは訓練なのだ。


自分の思い通りに夢を見たいと思ったことはないだろうか?


枕の下に好きなものを入れるとその夢が見れる、なんて迷信聞いたことないだろうか?


ただ、思い通りに夢を見れることなんて滅多にないし、これが夢だなんて自覚していることなんて尚更ない。


でも、”滅多にない”ってことは、ある程度可能だということだ。

そしてこの夢のなかで、”これは夢だ”と自覚する夢を明晰夢という。


この明晰夢を見ることの出来る可能性を上げる訓練の1つが、この夢日記なのだ。


と、自慢げに説明しても、僕はまだ成功したことがない。


そもそも毎日のように夢を見れるわけじゃないから、根気が必要なのかも。

もう3ヶ月は日記を付けているんだけれど。


いつものように、過去の日記のページをめくる。


「あれ、そういえば夢に出てきた女性って見たことあるような・・・。」



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3月28日の夢


友達と遊んでいると、女性が道に迷っていた。髪に赤のリボンをしていて、可愛い子だった。

連絡先を交換しようとしたら、友達にずるいと背中を叩かれたところで目が覚めた気がする。


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確かにあった。ただ、赤いリボンだから同じ女性だったかまでは覚えていない。


似たような夢なんていくらでもあるだろう、特に気にも留めずに大学へ向かう支度を始める。



手首には ”60” と印が付いていた。






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