プロローグ
夢っていい夢悪い夢、いっぱいありますけど、すぐ忘れちゃいますよね。そういった部分も設定に盛り込みながら面白くしていけたらなあと思います。
フィクションですが、すこしありえそうな、リアリティを持たせながらかけるように頑張ります。
初投稿作品なので長い目で見守ってください。
プロローグ
ー「正夢って、信じますか?」
真っ白な部屋に突然現れた少女の問いかけに僕は、
「そんな都合のいいこと、あってほしいに決まってる!」
少し戸惑いながら、そして興奮気味に答えた。
ー「じゃあ私と契約して、”かくれんぼ”しませんか?」
「遊んでほしいのかい?いいよ、一緒に遊ぼう。」
契約という言葉が少し気にはなったが、少女と遊ぶことにした。
ー「契約成立ですね!やったー!ようこそドリームゲームへ!」
はしゃぎながら喜ぶ彼女を見て少し微笑ましく思った僕だったが、まばたきをした瞬間に少女を見失った。
ー「私を見つけてくださいね!あなたが鬼なのか、私が鬼なのか・・・・」
と、どこからか聞こえて来る声を追うが、辺りを見回しても少女の姿は見当たらなかった。
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「かくれんぼっていったって、どこ探せばいいんだよ!?」
気がつくと僕は自室のベッドの上で叫んでいた。どうやら夢だったらしい。
少し名残惜しいような、変な気分になりながらも、たった今見た夢の内容を日記に記した。
5月10日の夢
気がついたら白い部屋にいた。少女に正夢を信じるかと聞かれた。
一緒にかくれんぼをしようと誘われた。
自分が鬼のようだったが、まばたきをしたら見失ったところで目が覚めた。
なんてことない夢だったが、いつもより現実感を感じていた。
ぼーっとしながらトイレへ向かい、用を済ませ手を洗っていると、手首に何かしるしが付いていることに気が付いた。
0I
「なんだこれ!?」
思わず声に出していた。洗っても洗っても消えない。
宇宙人か何かにさらわれていたのだろうか、混乱しながらも考えるが思い当たる節はない。
このときは、特異な運命に巻き込まれたことの自覚なんてまるっきりなかった。