幼き慕情、春に抱かれる
桜の木の下には
死者が埋まっている。
十三歳の冬、沙枝(さえ)は枯れた桜の老木がある丘で、ひとりの美しい
少年と劇的な
出逢いをした。
この時より、沙枝の心に新しい感情が芽吹き
はじめる。
その感情の名を
彼女は知らない。
死者が埋まっている。
十三歳の冬、沙枝(さえ)は枯れた桜の老木がある丘で、ひとりの美しい
少年と劇的な
出逢いをした。
この時より、沙枝の心に新しい感情が芽吹き
はじめる。
その感情の名を
彼女は知らない。
《1話》少女は冬と対峙する
2015/04/17 19:22
《2話》少年は春を渇望し
2015/04/17 22:20
《3話》彼は桜にすべてを捧げた
2015/04/18 19:47
《4話》そして木が樹となるとき
2015/04/18 23:58
《5話》少年は風を呼び
2015/04/19 10:13
《6話》風は春を呼び
2015/04/19 18:35
《7話》冬は少女に別れを告げる
2015/04/20 22:49
《8話》少年が春に還るとき
2015/04/23 20:20
《最終話》少女の瞳が桜を映すとき
2015/04/27 09:50
あとがき(感謝、日々感謝)
2015/04/27 10:07