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短編

ヤンデレにデレちゃダメー!!

作者: RINO

今日友達がこんなことを言ってきた。




「私、和也にデレてみようと思う。」




うん。

それは、普通の人種の人間の前なら久美がデレたら可愛いと思うからデレてもいいの。

けど、あいつの前ではしたらだめ!

あいつはヤンデレだからデレたら駄目!






「だ、ダメー!!」






ってキョトンとしないで!そこで天然なんて反応しなくていいから!それで泣きそうにならないで、そんなことしたらあいつが来ちゃう。あいつの楽しみといったら久美の泣き顔なんだから・・・

そ、それに久美の泣き顔威力抜群だからみんなが困る。私だって困るし、そんなところあいつに見られたら私たちの命終了のお知らせ鳴らさなきゃいけなくなる。





「ねぇ?何してるのかな??」





あ、終わった。悪魔が・・・・悪魔が来たので私の命はここで終了します。よくクラスを見渡すとみんな同じ気持ちらしい。ってお前ら私に助けを求めるな!私だって嫌なんだよ!和也を仲がいい男子が止めればいいだろおおおおお!!

そしてさっさと自分たちの空気に入るか、ここで見たものは忘れてください。お願いします。今、この空間には何もなかったです。久美も変な発言してないし、私たちも何も見てはいません。





「お前らなにそんなに必死になってんの?今日なんかあったか?」





あれ?私たちの苦労っていったい・・・・。何も聞いていなかったの??だったら大丈夫かとクラス一同息を吐いてるよ。本当に何もないんだよね。嘘ついていてこれから上に持ち上げといて下に突き落とすとかないよね?





「桐山が和也にデレたいんだって。」





おい、今だれがしゃべった。あ?

クラスを見渡すとみんな一人の男子を見ている。お前か・・・お前は空気が読めない和也の友達だったのな。あとでヤル。はい、これ決定!!これテストで出るので赤線引いといてね♪

ってそんなこと言っている場合かああああああ・・・・・。

あぁ、もうこいつのせいで終わった。人生終了した。





「ふうん。久美こっちに来ようか?」





これってもしかして私たち助かるパターン?

久美には悪いけど私たちの平穏のためにもここは犠牲になって下さい。涙目でこっち見ないで、そして和也はこっちを睨まないで。和也は、久美の表情すべてを和也以外に見せて欲しくないんだから。女子はまだしも男子なんか命無いからね。だから久美、頑張ってね??






それから数日後、久美は和也にデレたらしい。

でも平穏は守られてるから2人で勝手にやっとれと思いましたとさ。

おしまい。

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