表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
崑蟲王~外れスキル『昆虫テイマー』のオレはチートスキルでスローライフを満喫する……はずが、なぜか闇社会の実力者になっていた~  作者: テツみン


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

64/83

第四話 王国軍が攻めてきた……はずが、なぜかヘンなやつらもついてきた⑦

 三日後――


 王国軍が向かっていることはすでに、トルト村でも知ることになっていた。


「村長、どうするんだよ」

 今、村人が集まり、対応を話し合いが続く。


「どうすると言っても……こちらには歯向かう意志がないことを伝えるしかあるまい」

 村長のドルトネはそう応えるのだが――


「つまり、降伏するっていうこと? それじゃオレたち、どうなるのさ?」

 その質問に、誰もが口をつぐむ――


 しばらくして、村人のひとりが――

「こんな話を聞いたことがある。何年か前、ある村が天候不良で作物が育たず自分たちが食べるモノさえやっとという状況だったそうだ。当然、国に税金を納めるためのカネもなく、取り立てにきた役所の人間を追い返したらしい。その村は――」

「その村は――?」

「数日後、王国軍に村を包囲され、拘束されたあと、オンナ、子供も含めて全員、奴隷として売られてしまったそうだ」

「そ、それじゃ、オレたちも?」

 その問いかけに、誰も応えられない。


「ど、奴隷なんかなってたまるか! オレは戦うぞ」

 そう声にしたのはサムだった。ボブとジャックも、「そうだ! オレも戦う!」と言い出す。

「ちょっと、冷静になってよ! 相手は軍よ! 勇者ひとりにだって、あの仮面の人が現れなかったら、何もできなかった私たちが勝てるわけがないでしょ?」

 セリーネがそう三人を説得するのだが――


「それじゃ、黙って奴隷になるつもりかよ!」

「そ、それは……」と、彼女も口ごもる。


「くそ……あのクズ勇者め。仮面の人にはボコボコにされたクセに――」

「そ、そうよ。仮面の人に助けを求めましょ!」


 セリーネはそう提案するだが、「どこにいるのかもわからないのに、どうやって?」と祖父である村長にたしなめられ、また口ごもってしまう。


 まいったなあ……まさか、アレはオレです――とは言えないし……

 それに、オレが仮面の男になってまた軍を蹴散らしても、結局、バルボアは人数を増やして再びやってくるだろう。それじゃ、ラチが明かない。


 何かイイ手はないかなぁ……


 ん? そうか――相手は『軍』でも、『勇者』でもなく、あのバルボアなんだ。

 だったら……

 フ、フ、フ……イイ手を思い付いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ