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崑蟲王~外れスキル『昆虫テイマー』のオレはチートスキルでスローライフを満喫する……はずが、なぜか闇社会の実力者になっていた~  作者: テツみン


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第三話 クズ勇者にボコボコにされた……はずが、なぜかボコボコにしていた⑥

 それはフーベル地方へ向かう途中の渓谷で起きた。


 その地形から軍列は長くなったのだが、そこに大型の魔獣、ケルベロスが現れる。たちまち、軍列は乱れ、ケルベロスの攻撃と混乱のため多数の死者が出てしまった。


 そこで、当時の騎士団長、ビルヌーブは残った兵士へ渓谷の外まで撤退するように指示する。その時間を稼ぐため、副団長のバルボアとグリフォンを使役する魔獣テイマー、ユーリ・ファーブルとともに、ケルベロスの足止めを試みた。


 ケルベロスは大きな顔を三つ持った魔獣。その鋭い牙で攻撃してくる。

 そのため、三人が息を合わせて三つの顔を同時に攻撃していく必要がある。ビルヌーブの合図で、彼とバルボア、そしてユーリの使役するグリフォンのアスカがそれぞれの顔に攻撃を仕掛けようとした。だが、恐れをなしたバルボアが攻撃を躊躇ってしまう。

 そのため、ビルヌーブが二つの顔から攻撃を受け、わき腹に大きなケガを負ってしまうのだった。


 ビルヌーブを助けるため、魔獣テイマーのユーリが不慣れな剣でなんとかケルベロスの攻撃を受け止める。


「バルボア! いまのうちに団長を連れて逃げろ!」

 ユーリがそう叫ぶのだが、バルボアは動かなかった。


「どうした!? バルボア! 早く!」


 その時、バルボアは思いも寄らない行動に出た。ケルベロスと戦っているユーリの背中を攻撃したのだ!


「うわっ! バルボア! 何を!?」

「このままじゃ、三人とも死んでしまうだろ! こんなところで死にたくない! ふたりが囮になれば、オレだけは助かる!」

 そう言って、バルボアはケルベロスから逃げ出したのだ!


「バルボア! 待て! 団長だけでも!」

 ユーリの声はバルボアにも届いていたが、彼は自分の安全を最優先にして、ふたりを見捨てた。

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