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人生に絶望していた君へ。  作者: 泉川 未桜
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父親がにおまけ扱いされて、知らない人に性犯罪を受けた君。

 小学生になっても祖父母の家で過ごすことの方が多かった、小学生なると女性の担任が異常なほどの心配性だった。


「みおちゃん明日も学校くる?」


「行きます」

そんな会話を何回もしていた、すごく過保護で私には優しかった。


「何かあったらすぐに言ってね」

そんな言葉に私は何かってなんなのだろうと思っていた。


小学生は些細なことでいじめてくる、保育園もそうだハブったり、しょうもない理由でいじめていたり、でも周りには大人がいた。


 衝撃的な内容かもしれないが、小学1年の頃親の元へ帰ったらどちらもタバコを吸っていた、私は母の元に行こうとしたら父親が邪魔し、押してきた。

 そして私の目の前で性行為を思わせる行為をしていた、母親は嫌がっていたから、当時どんな扱いを受けても母親が好きだった私は泣いていた。


「お母ちゃん嫌がってるからやめて」

泣きながら言った、すると両親は馬鹿にするように笑っていた、結局は私は笑いの道具なのだ、そのことを思い出した私はあまりの気持ち悪さに何度もお手洗いで吐いた。


ちなみにだが母親は私と弟を妊娠中にもタバコを吸っていたし、おそらく私に喘息があるのも母親の妊娠中の喫煙と父親からの受動喫煙が原因だろう。


 あれは小学2年の頃か、祖父が小学校まできた

「みお帰るで」


「なんで?」

当時の私は急にきた祖父に驚いたが訳もわからず帰った。


「なんで帰るん?なんでみおちゃんはみんなより先に帰るん?」


「家に泥棒が入ったから帰るんやで」

そう祖父は言った、下着泥棒らしいそのことは事実らしいが父親が帰ってこなくなった。


「なんでお父ちゃん帰ってこうへんの?お父ちゃん今どこにいはるん?」


祖父に聞くと祖父は渋々と

「もうお父ちゃんじゃない、お父ちゃんは酔っ払って机半分に割ったんや、やから追い出したんや、もう帰ってこうへんからお父ちゃんのことは忘れ」


そう祖父は言っていたが小さい頃から父親のことはそんなに好きじゃなかった、私にいやなことばかりしていたのだから父親がいなくなるのは対して気にならなかった。


小学2年生の頃に父親がシンナーで捕まった、同級生と会話をした時

「今お父さんおらんねん。」


「お父さんがいないのはおかしいよ!!」


「なんで?」


「お父さんは普通帰ってくるよ!!」


「そうなん?」


それしか返せなかった、学校で孤立しているのになんで話せる相手がいるの?と思うかもしれないが私の学校は集団帰宅だったからいじめに加担していない子とは話していた。

 たかがシンナーで捕まっただけかと思うかもしれないが、私の父親は韓国籍の外国人であったため、何年か刑務所で過ごしていた、その頃に手紙は来ていたが内容は覚えていない。


 小学校高学年になるとまた父親と会うようになったが父は

「お前に会いたいんちゃうねん、お前はおまけ」

と言った、私ではなく弟に会いたかったらしい、ここで私の存在意義は欠けた。


父親が捕まった後も、家の中では相変わらず母親の対応は私と弟で差が激しかった、インフルエンザなのに私の場合は看病されず基本祖父母の家で看病されされたとしてもマクドナルドやみかんを食べさせてきたり嘔吐の原因になるものしか食べさせなかっが弟には暖かいおうどんであったりお粥だったし付きっきりに看病していた、例えば弟に欲しいものがあったら買うが、私はどれだけテストの点数が良くても欲しいものは買ってもらえない韓国の祖母はもっと酷かったが私には日本の祖父母がいたからなんでもよかったが徐々に私の存在というのは欠けていった。


小学3年では性犯罪の被害者になった、今思い出すだけでも吐き気がする。

 祖父母の家の近くにテニスコートがありその入り口の側のマンションとの間で遊んでいると男性が近づいてきた。


「お嬢ちゃん僕のちんちんを触って擦ってくれない?石が詰まってるねん」

と言われ、局部を出された


「無理です、怖いです。」


「そっかぁ、じゃあ見てて。」


男性はそういと自分の局部を触り出した、白濁した液が局部から出るまで見させられた、それが性犯罪だとも知らずに、その時私は動けず、ただ呆然と見ているだけだった。

 人間恐怖を感じると動けないのは本当であるのはこの時に身に染みた、実際何もできなかった、昔の私は何が起こっているのかわからなかった。


「病院に連絡するから待ってて」


そう彼は言った、しかしその後いくら経っても帰ってこないから逃げ出した、その後近所のたこ焼き屋さんのおじちゃんに


「お外でパンツ脱ぐのは普通なん?」


「どうしてそう思うん?」


「お外でパンツ脱いで白い液体出しているのを見させられた」


「おうち帰って警察よび」


「うん」


ということがあったと母親に言うと母親はひどく私に怒り、警察を呼んでいた、その後事件化したが、私は男性恐怖症になった、話を聞きに来た警察官ですら怖く感じた。

 その頃から私はおそらくうつ病だったであろう、眠れないし、フラッシュバックもあれば悪夢も、暴食もあった。

 悪夢を見ていつも1人で泣いて寝るのが怖いと震えていた君。

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