最終回:やる気の出し方。
「婚約破棄されて『ざまぁ』された悪役令嬢のアンニェお嬢様ですわ~」
「拙者美少女剣士、ポエム絶対殺す侍、ポエ子でござる」
「お屋敷の門にずらりと並んだ兵隊はわたくしを捕える為の軍勢ですわ~」
「説明的な台詞ですね。怖くないんですか?」
「わたくし一人を捕らえるためにあんな大人数で仰々しい事ですわ~」
「私と一緒に逃げましょうアンニェリカ!!」
「どこへ逃げると言うんですの?
わたくしは悪役令嬢のアンニェリカ・セーデルバリ。
誰しも、自分の名前と役割からは逃げられませんわ。
それがこの世界の理」
「殺されてしまいます!!」
「悪役令嬢にとって『ざまぁ』される瞬間は見せ場でもありますのよ?
ご覧になって、私を捕らえ、処刑台に上げようと気勢を上げるポエマーの群れ』
「……」
「あら、ポエ子泣いていらっしゃるの?
悲しまないで頂戴」
「これはうれし涙です。
どうりで身体に力が漲ってるはずです。
捕り手はポエムの軍勢でしたか。
これぞ天の配剤!! 拙者『ポエム絶対殺す侍』が!
アンニェリカ・セーデルバリ様の御前でポエム共を皆殺してごらんに入れます。
拙者が生まれたのは“今”この時の為だったのかもしれません」
「そうですわね~。
役割が重要な意味を持つこの世界ではそうなのかも知れませんわね。
テンプレの“呪い”ですわ」
……その後二人がどうなったのかは誰も知りません。
きっと二人とも死んでしまったのでしょう。
人間いつかは死ぬものですから。
いますぐとは限りませんけど。
やる気の出し方ですわ~。
作者マイページ→アクセス解析→部分別→最新話
を見ますの。
その最新話が追い掛けていてくれる読者の数ですわ~。
ポイントやPVが伸びなくても誰かは必ず読んでくれている筈ですの。
紳士淑女の皆様はやる気は湧きましたでしょうか?
少ない? 我儘を言うものではないですわ~。
自信が回復しない? きっともう駄目なんですわ~。
後はそうですわね。
8万文字で集英社WEB小説大賞に応募できますわ。
10万文字で単行本一冊分になりましてよ。
応募できる公募の数もぐんと増えましてよ。
13万文字以上ポイント1000で書籍化率0.8%とお聞きした事がありますわ。
まだ駄目ですの?
もう終わっているのですわ~。ポエ子並のポンコツですわ~。
ランキングの月刊に乗るとアクセスが近いのでPVがぐんと上がりましてよ。
週刊は一週間更新頑張ったで賞、月刊は一か月毎日頑張ったで賞、四半期(90日)は90日毎日頑張ったで賞
と言う面がございますわ。
近場で入れそうなランキングを目標に頑張ると良いですわ~。
後は自分に合ったやる気の出し方を探すと良いですわ~。
コツは達成可能な小さな目標を設定する事ですわ。
『やる気の出し方は達成できそうな小さな目標を設定する』
今日はこれだけでも覚えて帰って欲しいですわ~。
ここまで読んで下さいました紳士淑女の皆様には感謝の言葉しかありませんのよ。
またどこかでお会いできることを楽しみにしていますわ~。
再会するその日まで。
さようならですわ~。
終。




