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弓使いの処遇

「これからする質問には正直に答えろよ。もし抵抗したら、すぐに【アース・ドラゴン】の餌になるからな」

「やっぱり、こっちが完全に悪役っぽいね……」


 相手パーティーのリーダーを戦闘不能に追い込んだ俺達は、残りの三人に尋問を行うことにした。


 戦闘不能とはいっても、リーダーは今も元気に走り回っている。【アース・ドラゴン】に追われているため、単に俺達に構う暇がないだけだ。

 思ったより粘っているので、俺は脳筋のスタミナに感心しながら彼の走る姿を眺めていた。


「鬼畜だよ……鬼畜魔法使いだよこいつ……」

「とんでもねぇ奴らに手ぇ出しちまった……」


 自分の判断力の悪さに嘆いている男二人は無視して、俺は弓使いの女の子に向き直った。


「君とこいつらはどういう関係なんだい? 誘拐なのか洗脳なのか……それとも弱味を握られてんの?」

「どっちかというと君の方がやりそうだよね?」


 一番分からなかった彼らと関わっている理由を聞くと、横からリンが余計なことを言ってくる。魔法使いはちょっと効率主義なだけだから、必要に迫られない限り誘拐なんてしないよ。


「私、友達ほしくて冒険者になって……。そしたらこの人達が、友達になってくれるって言ってくれたの」


 ん? 予想外の展開。


「それで、友達になってくれたのか?」

「うん。お前が働く限りは友達だって言ってくれて、一緒に冒険してるの」


 なんか、思ってた以上にキツい話が出てきたぞ……。


 嫌な予感がして、俺は違うことを尋ねた。


「ちなみに、冒険して得た報酬っていつもどうなってる?」

「えっと、まだ会ったばかりで友達ランクが低いから、それに応じて報酬も少なめなの。だから私、一生懸命頑張って友達ランクを上げるんだ」


 友達ランク……! なんかやべぇ概念出てきたぞ!


 思ってた以上に利用されていたことが分かり、俺とリンは脳筋二人を睨み付けた。リーダーだけ懲らしめれば良いかと思っていたけど、ちょっとこれは全員にお仕置きが必要そうだな……。


 だがひとまずは、この女の子をどうするか決めることからだ。利用されてしまうほど友達を恋しがってる子を、そのまま放っておくのも危ない。俺とリンは頷き合うと、一つの提案をした。


「ねぇ。もしよければで良いんだけど、私たちのパーティーに入らない? 多分こいつらといるよりは、よっぽどマシだと思うよ?」

「え……。友達ランク3の私が、パーティーに入って良いの……?」

「いや友達ランクは知らないけど……。もちろんだよ、一緒に冒険すればきっと友達になれるしね!」

「友達ランク下克上……!」


 最後の呟きが謎すぎるが、女の子の綻んだ表情を見れば今の提案を気に入ってくれたことは一目瞭然だった。


「脳筋じゃなくて能力もあるんだ、俺も言うことなしに歓迎するよ。魔法使いのジレンだ、よろしく」

「盗賊のリンだよ、よろしく!」


 俺達が自己紹介すると、女の子はより一層表情を明るくして名乗った。


「えと、私は弓使いのナナ。よ、よろしく!」


 こうして、俺達のパーティーはまた一人増えたのであった。


 さて、そろそろ【アース・ドラゴン】も疲れてきた頃だろうし、クエストに戻りますか。パーティーの紅一点が引き抜かれて脳筋二人が絶望の表情を浮かべているが、罰がこの程度で済むと思うなよ?

学校の開始とシャドバのアプデが重なって、むっちゃくちゃ遅れております!ほんと申し訳ありません、やっぱりアプデの喜びには抗えない!!!

明日……もちょっと怪しいかなぁ……。頑張ります。

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