なぜこの人物が大河ドラマの主人公になっていないのか、不思議でならない『アマテラスオオミカミ・卑弥呼』
アマテラスオオミカミ、卑弥呼
日本神話の八百万の神の中で、その全てを束ねる存在の三人。
アマテラスオオミカミは太陽神にして、女神。
スサノオは、剣の腕も、拳の方も、強い。
ツクヨミは、夜を司る神だという。
史実の物語だけでなく、日本神話の時代を映像化したら…。
続いて、邪馬台国の女王、卑弥呼を映像化してみるなら、大河ドラマにするには、うってつけ。
いやもう、ネタが無いんだったら、これを映像化するということも考えていかないといけない。
それともやはり、これを映像化するのは困難なのか。
予算もかかるし、拘束時間も長いし、最近の若い役者はそういうのをやりたがらないし、そして何より、当時の記録も何も、調査するのも困難が伴う、そして本当にこれが受け入れられるのか、というのもある。
いろんな利害関係が渦巻いている。
日本最古の歴史上の有名人が、女帝であるということ、そして日本神話の最高神が女神であること。
これをふまえて、現代の、まさに現代の皇室の最大の課題になっている、女系天皇の問題を考えてみる。
女系になったら、その先、2代後も3代後も4代後も5代後も、ずーっと女帝になるか。
しかし、いよいよ跡取りが女子しかいなくなってしまった時になって、そうなってしまってから、ようやく議論に入るのだろう。遅きに失したと言われかねない。
ならば、大統領制にでもするか、いやそれならいっそのこと、大統領制にでもした方がいいな、という考えの人もいるだろう。
ある時突然、ずっと昔に皇籍を離脱したような人の、ただその子孫というだけの理由で、男であるというだけの理由で、突然そいつを半ば強引に次の天皇にかつぎ上げて、そいつを天皇として敬え、と言われても、敬えるか、敬えるもんか!ふざけんな、それならいっそ皇室を廃止して大統領制でもした方がいい、という考えの人もいるだろう。
日本の国を、天皇家を、一番最初につくったのは、アマテラスオオミカミ、そして卑弥呼ということであるならば、大河ドラマ化、映像化、そして女系天皇、女帝も認める、まさに21世紀のアマテラスオオミカミであり、卑弥呼様であるという扱いにすれば、日本の国はひとまず安泰になるだろう。
卑弥呼の時代も、卑弥呼の時は安定したが、卑弥呼が死去した後に、男の王をたてたが、誰も言うことを聞かずに殺し合いになり、その後に再び女帝をたてたら国が安定した、という話も残っている。
まさに、それと同じかもしれない。
選ぶ道は、5代後まで女系とするか、皇室廃止、年号廃止で大統領制か、それともどんな手を使っても男系を死守するか、3つに1つだろう。
これはあくまでも作者個人の論説として受け取っていただきたい。
アマテラスと卑弥呼の話をするつもりが、現代の皇室の問題の話になってしまった。
『アマテラスオオミカミ、卑弥呼』の次は『板垣退助』の話となります。




