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今後の大河ドラマのあり方、史実通りにこだわるなら歴史教材ドラマという位置付け、史実無視でドキュメンタリーではなく創作ドラマを目指すならチャンバラ時代劇という扱われ方か…。

ある意味『紅勝て白勝て』よりも熾烈(しれつ)な、紅白歌合戦の出場権争いもそうだが、大河ドラマの招致争いもまた、同様に熾烈(しれつ)であるといえる。


最近の若い人たちは紅白なんて別に出ても出なくてもどちらでもいい、と思っているのではと考えていたが、どうやらそうでもないようだ。

どうやら最近はまた、紅白に出られるか出られないかがステータスとなりつつあるようだ。


それはさておき…。




大河ドラマの内容に対する意見としては、大きく分けて2つある。


1つは、史実として伝えられている通りに、人物像や出来事、当時の生活環境や世相などを描くこと。

史実と異なると指摘されるようなことは描かない。

もしも視聴者から見て、これは明らかに史実とは異なる、史実には無いような創作ではないか?

などといったことがあると、すぐに『なんで史実の通りに描かないんだ!?』などとお叱りが来たりする場合がある。

これだと、まるで歴史の教材ドラマという扱いとなり、ドキュメンタリーの再現ドラマのような感じにしていかなければならなくなる。


ただし、その場合は登場人物たちの良い面だけでなく、悪い方の面も、ありのままに描かれることになる。


もう一つの意見は、あえて史実を無視したような設定で、チャンバラ時代劇のような形にするという意見。

これは主に江戸時代の話なのだが、だいたいからして、殿様や奉行が江戸の街や城下町に、町人や素浪人の格好をして出歩くということ自体、架空の設定だ。

武士のちょんまげと町人のちょんまげでは、形も髪の量も全然違う。

主人公となる人物は正義の味方のスーパーヒーローで、悪人をやっつけるために大太刀回りを演じるという、30年前~40年前までの時代劇では、よくあった。

あとは、奉行が白州(しらす)下手人(げしゅにん)を裁く時は、実際にはどうだったのか、

奉行が直接、白州(しらす)に出て、打ち首なら打ち首とか、(はりつけ)獄門(ごくもん)とか、遠島(えんとう)とかっていうふうに、裁きを下していたのかどうか、

それとも与力(よりき)とかに任せていたのか、という話もある。

実際にその現場を見た人は現代人の中にはいないので、後世の歴史家の説という扱いとなる。


史実通りだと、そういうのもできなくなるということになるな。

近現代の人物を扱う場合、実名ではなくて類似の人物名で登場させることが多い。

近現代を扱うドラマでも、架空の設定や人物を登場させたりすることは、よくある話だ。

しかも、その史実というのも、その時代の権力者や、とりわけ戦争の勝利者や戦勝国によって、都合よく書かれていることも、洋の東西や時代を問わず、よくある話だという。



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