都道府県別偉人伝【中国・四国】
都道府県ごとに、こういうタイトルの大河ドラマを、もしもやるとしたら、というのをいろいろと書いてみた。
続いては中国・四国ブロックとなります。
広島県
『毛利元就』
もともと安芸国の国人領主だった。安芸国はいくつもの国人領主たちが分立し、群雄割拠の状態だった。
室町時代の役職を現在の役職に例えるなら
管領=内閣総理大臣、副総理、官房長官、与党三役
四職=総理大臣以外の国務大臣、庁長官、事務次官
守護大名=都道府県知事兼地元選出の国会議員兼国務大臣
守護代=副知事か助役といったところ
国人=市区町村長
といったところか。毛利元就は、その中の国人領主であった。
まずは安芸国の統一を考える。吉川、小早川などの国人領主たちを次々と平定していく。
陶晴賢が大内氏に取ってかわったのに便乗し、戦を仕掛けて見事に勝利したのが、なんと59歳の時。
59歳という年齢になっても、そこから挑戦することができるということを印象づけた。
しかしよくよく考えたら、もっと早い年齢でそれができなかったものかとも思った。
もしかしたら59歳まで、力を蓄えておいたのかな?まさかとは思うが…。
だから、毛利元就は広島にもゆかりのある人物である。
『福島正則』
最初に広島城を建てたのは福島正則だったのだが、一度目は家康の命令によって、せっかく建てた天守を泣く泣く取り壊した、という逸話が残る。
そして二度目は、台風による被害を受けた広島城を無断で修繕したことで、今度は秀忠の命令によって、改易となってしまい、悲惨な最期を迎えたという。
台風で被害を受けたんだからしょうがないだろ!
修繕するのは当然のことだろ!
これは明らかに、何でもいいから理由をつけて、改易に追いやろうという意図が透けて見えた。
しかしまさかずっと後の時代になって、原子爆弾投下などという蛮行によって破壊されるなどとは、さすがの福島正則も、全く考えてなどいなかった。
この蛮行の事実を知った日には、烈火の如く怒り狂うことだけは間違いない。
岡山県
『吉備真備』
奈良時代に、唐の文物を日本に伝えた政治家。
『横溝正史』
『金田一耕助』シリーズの作者で、戦時中に岡山県に疎開していた時に、『金田一耕助』シリーズを執筆することを思いついたという。
鳥取県
『尼子経久』
山陰に勢力を伸ばした、月山富田城を築き、難攻不落の要塞にしてみせた人物。
尼子氏は、この経久の時代が最盛期だったというが、1566年に滅ぼされるまでの間、山陰地方の盟主としての地位を守りぬいてきた。
経久の死につけこむ形で、大内義隆が月山富田城に侵攻するが、経久が擁した尼子の兵たちの奮闘の前に大敗を喫する。
それ以降、大内義隆はすっかり無気力となり、それが陶晴賢の謀反の一因となったともいう。
『水木しげる』
『ゲゲゲの鬼太郎』の作者。境港市には『水木しげるロード』という道がある。
大河ドラマでやるなら、のんのんばあの話とか、ニューギニア戦線で『総員玉砕せよ!』という命令を受けながら奇跡的に生還した話も盛り込まれるかもしれない。実現すればの話だが。
島根県
『松江城物語』
松江城の目線で見た、世の移り変わり。
『堀尾吉晴』
松江城を建てた人物。しかし自身は城の完成を見る前に亡くなってしまう。
その後嫡男の忠氏が後を継ぎ城主となる。さらに吉晴の孫の忠晴が三代目の城主となる。
堀尾家の後は京極家が城主となり、その10代後には松平家が城主となり、幕末まで続いた。
山口県
平氏滅亡の地となった、壇之浦。山口県もまた、古くから歴史の舞台になってきた。
『大内氏』
室町時代に勢力を伸ばした守護大名。管領となれるだけの力があったにも関わらず、細川、畠山、斯波の三管領が独占していたため、その上には立てなかった。
南北朝時代の弘世が基礎を築く。その後義弘が、明の国との貿易で巨万の富を得る。
しかし義弘は嫌疑をかけられ、時の将軍義満によって討ち滅ぼされてしまう。
いったんは勢力が衰退したかに見えたが、応仁の乱の頃には政弘が再び勢いづかせ、乱後もなお戦いを続ける。
時の将軍義政は、政弘に対して広い領地を与えることを約束する。
応仁の乱後は畠山や斯波などが凋落していく中で、
二大勢力となっていた細川と大内の権力争いとなり、
結局は政弘の子である義興の時代になって、管領となっていた、細川澄元らを追い落とし、
ついに管領代として将軍に次ぐ権力を手にした。
さらに義興は、山口を大内氏の拠点とし、当時の山口は『西の京都』と呼ばれるまでに発展した。
これは義興のなせる業であった。
『長州の志士たち』
幕末の長州藩出身の志士たちを育てたのは、吉田松陰の松下村塾。
奇兵隊を組織した高杉晋作もその一人。
不平士族の一連の乱の、最初の乱である『萩の乱』を起こした前原一誠も、もちろん長州藩出身。
これをきっかけにして、秋月の乱、神風連の乱、そして西郷隆盛が起こした西南の役と、不平士族の乱が続発することになる。
桂小五郎→木戸孝允や、伊藤博文、山県有朋、井上馨などを輩出している。
『桂園時代』に西園寺公望と政権を争った、桂太郎も長州藩出身。
愛媛県
『夏目漱石』
『坊っちゃん』の舞台となった道後温泉も登場する。
実際に愛媛の松山中学校に赴任していたことがあり、その時の実体験をもとにして、『坊っちゃん』を執筆したという。
山嵐や、赤シャツ教頭や、うらなり、こういった人物たちは実際に今の学校にもいそうな感じだ。
その後、熊本の第五高等学校への赴任が決まり、松山から熊本へと向かっていった。
香川県
『地域密着!香川県大河ドラマ』
偉人よりも名物で有名か。こちらはオリーブの栽培と、讃岐うどんで有名であり、『うどん県』と名乗っていたほどだ。
『壷井栄』
香川県の、瀬戸内海に浮かぶ小豆島の分校を舞台にした『二十四の瞳』を執筆した作者。
徳島県
『地域密着!徳島県大河ドラマ』
偉人よりも名物で有名か。『鳴門の渦潮』や、『阿波踊り』で有名。
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損、という掛け声で有名だが、しかし今、その存続が危ぶまれている。
『板東英二』
徳島商のエースピッチャーとして、延長18回引き分け再試合を戦い、その後芸能界に転身。
高知県
『坂本龍馬』
高知県民のみならず、日本史でも有名な人物であることはもはや説明不要。
現在でも尊敬する人物に挙げられている。
『土佐勤王党』
武市半平太が率いていた、勤王の志士たちの組織。
『長宗我部と山内』
長宗我部家は関ヶ原の戦いで西軍についたが敗れ、その後改易となり、山内家が土佐を治めることになる。
以上、ここまでが中国・四国ブロックとなります。
次回はいよいよ最後のブロック、九州・沖縄ブロックとなります。




