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セカンドライフは異世界で  作者: 灯台。
青年期 六聖騎士編
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39話 対峙

 ダリルの魔力を感知出来た場所に来たが廃墟の様な砦があった。嘗てヴァンパイアがこの一帯を支配していた時の名残だとリリィが言っていた。


 一応リリィにはこの場所について報告はしておいた。来るかどうかは本人次第だな。


「さてジュリア行こうか。多分一悶着あると思うけど」

「えぇ、分かってるわ。でも極力そうしたくはない、そうでしょ?」


 ジュリアは意外と血の気が多いから、確認を終えると砦の門へと進む、するとリリィの城の時と同じ魔法の発動を感じる。元は同じ所に居たからやっぱりこういう所は一緒なんだな。


 1人のヴァンパイアが音もなく現れた。

「人間が何の用だ。此処が何処か分かってんのか」

 いきなり喧嘩腰かよ。

「ダリルさんに会いたいんだけど」

「なっ、ダリルさんを知ってんのか?お前何者だ?」

「とりあえずこれを渡してくれるかな。大事な贈り物は肌身離さず持ってなって」


 ダリルの指輪を渡すと表情を変え

「お前が話に聞いた街の用心棒か?ちょっと待ってろ」


 待つこと10分。

 突然大きな門が開かれさっきの男が立っていた。

「来い、こっちだ」


 男の後について移動するがすれ違うヴァンパイアから殺気のこもった視線が浴びせられる。

 そりゃリーダーの腕を切り落とす奴らだもんな。


 砦の中は時の経過は所々見られるが意外と綺麗に保たれていた。家の様な物が立ち並び奥には大きな建物があり男の足は其処へ向かっていた。


「中でダリルさんがお待ちだ、入れ」

 男が大きな建物の扉の前で振り向き告げる。

「俺達だけ入るの?」

「ダリルさんがお前達とだけで話したいそうだからな」


 扉を開けると椅子に座るダリルが一人で居た。

「あの時はどうも」

「よく来たな、あの時の礼を返させてもらうとするか」

 やる気満々なダリルが椅子から立ち上がる。


「まぁ待ってくれよ。俺達は戦わなくても分かり合えるんじゃないか?」

「お前もリリィみたいな事を言うんだな。あんな怖気づいたヴァンパイアの言う事聞けるはず無いだろう」

「それが自分の母親でもあるリーダーに対しての言い種か?」

「リーダーと認めていれば俺は此処に居ないさ。あのままではヴァンパイアの気高さが失われてしまう。俺達はそれを取り戻すのさ」


 力が全てって考え方だな、根本が間違っているから話にならない。


「それは違うだろう。自由に力を振りかざせばそれでいいのか?そのせいで嘗て人間に滅ぼされたのを忘れたのか?」

「あの時のヴァンパイアと俺達は違う。人間に負けるなんて有り得ないな。リリィにだって俺を止める事は出来なかったんだ」


 親の心子知らずとはこの事か、リリィが全力だとでも勘違いしてる所も問題だな。

 街では俺が負ける要素は無かったのにそれすら分からなかったか。


「もういいよ、お前は色々と分かってないみたいだな。来いよ俺1人で相手して現実見せてやる」

「ほう、街の事で調子に乗っているな。あの時は本調子で無かった上に2人がかりだった結果だぞ」


 もうなんとでも言いやがれ。


「勘違い野郎、そろそろ苛苛してきたからさっさとかかってこいよ」

「おのれ、人間のくせに調子に乗るなよ」

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