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セカンドライフは異世界で  作者: 灯台。
青年期 六聖騎士編
39/67

37話 正体

 青年を逃した後、一先ず少女を家に戻す為戻って来た。青年が飛び出した窓から中に入り少女をベッドへ戻す。


「窓が壊されて無いところを見るとカギをかけてなかったのか。2階だから安心してたか、不用心なもんだ」


 静かに何も無かったかのように家を後にする。


「とりあえず青年の事を領主に聞いてみよう」


「そうね、北部の魔族には領主の方が詳しいし、何か分かるかも知れないわね」


「そうだね。とりあえず少し休もうか」


 翌日の昼頃、領主の元へ向かった。


「何かございましたか?」


 起こった出来事を全て話した。


「・・といった事がありまして。心当たりのある魔族はいませんか?」


「まず被害を防いで頂いて感謝します」

「身体を再生出来る魔族となるととても高位な魔族になりますな。この北部であればヴァンパイアでしょうか」


「ヴァンパイア?吸血鬼なら少女や若い女性が狙われる理由も分かるな」


「そうです。ヴァンパイアは処女の血を好むんです。ここから更に北に向かい魔王の領域のすぐ手前に奴らの居城があるんです。魔王に並び称される者として恐れられていたんです」


「どれくらいの距離にありますか?」


「馬車で3週間程の距離です。被害の間隔を考えて不可能だと思ってました」


 いや、あの時に見た青年の移動速度を見るに往復で2週間は余裕だろう。


「彼らの足でなら可能でしょう。まだ決まりでは無いですが、話を聞く必要がありそうですね」


「それより今まで被害は無かったの?意外と近いわよね」


「昔は多かったようです。ですが30年程前に聖騎士達が乗り込み、今後一切襲わぬ様にと約束を取り付けてからは今まで無かったのですが、それが突然今になって・・・」


 何があって約束が反故にされたのかも確認しないとな。とにかく1度会ってみないとわからないなヴァンパイアの長に。


 時間をかけると相手がどう出るか分からないので俺は纏気を、ジュリアは魔装を発動させ自力で移動した。やはり片道1週間弱で到着した。


「やっぱりこれなら往復2週間で行けるわね」


 正直ジュリアに気を使い抑えてこれなのだ。現にジュリアに疲労の色が見られる、だから普段は滅多に移動にこれは使わないのだ。


 しかし青年はもっと速かった、つまりもっと短期間で移動出来るのだ。


 とにかく領主に聞いたヴァンパイア達の居城の目の前に来た。かなり北の方だから寒い。城の背後には白く化粧された山が連なっていた。


 大きな門へと向かい歩いていると何か魔法の発動を感じた。と同時に目の前に青年と同じく青白く生気の無い顔をした男が現れた。


「人間がどういった用件かな」


 これがヴァンパイアって奴か。威圧感がすごい、眼を見るだけで警戒心がびしびし伝わってくる。


「ブルトハーゲルの件はご存知ですか?恐らくですが何人かヴァンパイアに命を奪われてるんですが」


 男の眉間に一瞬シワがより厳しい顔になった。


「それは真実ですか?少しお待ち下さい、確認させていただきたい」


「どうぞ」


 確認の為か男は姿を消したが全く目で追えないんだが。


「あの感じは知らない感じだったわね」


「あぁ、どういう事だろうか」




「お待たせしました、リリィ様が直接話したいと言うことですので、どうぞ」


 気配無く現れた男に驚きながらも城内に歩を進める。


 謁見の場のようなかなり広い場所に通された。奥には立派な椅子が1席置いてある。王様みたいだな。


「今参りますので少しお待ちください」


 待たされること10分


「待たせたわね。私がここの長、ヴァンパイアロード、リリィよ」

 

 は?あのちっこいのが?

 綺麗な金髪をツインテールで結われゴスロリのようなフリフリのついた衣装に身にまとった少女がそう言う。


「なんか既視感ある少女だなぁ」


「そうね、レイラみたいね」


 だよな、最近出会うのこんなのばっかだ。

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