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セカンドライフは異世界で  作者: 灯台。
青年期 六聖騎士編
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32話 入隊試験

 鎧を纏った屈強な男達、それに勝るとも劣らない女戦士、ざっと見て200人は居るだろうか。


 ある広場に集められた訳だが明らかにキャパを超えている為、人が溢れている。それを広場の入口付近から眺めていると背中に衝撃が走った。


「痛てっ、こんな所で突っ立ってんじゃねぇよ。邪魔になんだよ、って坊主来る所間違えてないか?ここは勇敢なる聖騎士を目指す者が集まる場所だぞ、まだ早いんじゃないか?ガハハハ」


 人にぶつかっておいてその言い方は何なんだ。


 そう、ここは王都アルステリアの王城にある訓練場だ。4年の時を経てやっとこの場所へ来れた訳だ。


 この4年間アビウスの事を追い続けたがこれといった成果は得られなかった。襲撃後から東の魔王、ヘイトリウスと共にしている事は分かったがその後の足取りが掴めないでいた。しかしアビウスの仕業と思われる事件も無かった。

 

 しかしきっと最後に行き着く所はモーリスの筈だ、ならば俺達は俺達のやり方で進んでいけばきっと対峙する事になるだろう。


 とその時雑踏が静まりかえった。皆の視線の先にはステージが置かれており1人の男が立っていた。忘れられる筈のない顔があった。


「あー、皆よく集まってくれた。知ってるかもしれないが俺はアルフレッド、炎聖のアルフレッドと呼ばれている」


 何度あの日の悪夢を見た事か、何も出来ず倒れてしまったあの日を・・・


「今日は200人も集まってくれて感謝する。しかし皆を受け入れられる訳では無い、そこでこれから皆には試験として戦ってもらう。この後くじを引いてもらって20人ずつグループ分けをした後、この広場で戦い勝ち残った4名を選抜する」


「つまり弱いやつはふるい落とされるから覚悟しといてくれよ」


 奴の一言で張り詰めた空気が漂いはじめた。


「俺はAグループだ、ジュリアは?」


「私はCだったわ、別々ね」


「俺達の相手になる奴は少ないだろうが油断せず行こう」


 1度訓練場から人が居なくなった。訓練場の周りは建物に囲まれていて2階部分からAグループ以外の者達は観戦する形になるんだろう。学校の中庭に形が似てるなぁなんて昔を懐かしんでいると中央に石畳が敷かれリングが用意されていた。


「それじゃあAグループの奴らはリングの上に集合してくれ。ルールは簡単だ、相手を場外に出すか、気絶させるか。勿論殺すのは無しだ。最後の4人までリング上に立っていればいいってシンプルなもんだ」


 随分と簡単に言うもんだ。此処に集まってる奴らはそれなりに腕に覚えのある奴らだ。

 俺の予想が正しければ俺は隅の方に逃げておこう。


「それではAグループ、戦闘開始」


 アルフレッドのかけ声と共に一斉に男達が俺へ向かってきた。


「やっぱりガキだって舐めてたな」


 男達が目の前まで迫ってきた所で大きくジャンプし、リング中央まで移動する。勢いそのままに何人かは場外に出ていった。


 残り10人程踏み止まっていたがダメ押しで魔法を発現、荒波タイダルウェーブで小さな津波を起こして流し出す。


「皆居なくなっちゃったかな?1人だけ残った場合どうするんだろう」


 そう言いながらもリングを見渡すとしっかり他に3名残っていた。その3人も俺と同じ作戦だったのか、リングの隅寄りに位置していた。


「見た目に騙されず力量をはかれる奴がいたんだな」


「終了~。4名になった為以上でAグループは終了とする。続いてBグループリングへ」


「流石ゲイルね、圧倒的だわ」


「このくらいなら当然だよ」


 その後は2階からB~Jグループまでをのんびり観戦していた。


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