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セカンドライフは異世界で  作者: 灯台。
少年期
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14話 迷宮

 いつもの様にギルドの掲示板に行き依頼を確認する。

 D、Cランクでは危険度が跳ね上がり討伐系が主となってくる。その中で一つ気になるものを見つけた。


Cランク  迷宮調査

新たに発見された迷宮の内部を調査し

危険度を把握し報告せよ。

内部で見つけた物は報酬として与える。


 もっと高ランクの依頼になる筈のものがあった。しかも迷宮だなんて行きたいに決まってる。我先にと依頼書を取り受付へ。


 ジュリアと合流し装備の確認後出発する。迷宮はキシリスから西に3日程の所で発見されている。


 迷宮は魔力の溜まり場となる事が多い、魔力の濃い場所には魔物が生まれやすい上に強力な者が多い。それらを調査し迷宮の危険度を設定する為内部へ向かう。魔物の強さが分からない今回の場合は多くがAランク以上の依頼になる。今回は運が良かったかな?


 キシリスから2日程で周りの景色は変わって砂だらけになった。ここは砂漠地帯で何も無い。熱さに耐えながら進みようやく入口を発見する。高さ200mほどの巨大なピラミッドが立っているがすぐには入らない。


 砂漠で俺とジュリアの体力はかなり削られ、このまま入ると危険だと判断で入口前にキャンプを行う。


「よし、何が待つか分からないから警戒は怠らない様に進もう」


「そうね、じゃあ行きましょうか」


 内部に入ると涼しくて気持ちが良かったが、魔物の唸り声が聞こえる。周囲の探知を試みるが魔力の濃い場所では上手くいかない。立ち込める魔力が魔法に反応しモヤがかかった様になってしまう。ウィスプを先行させ視界をとりながら慎重に先を進む。


 暗闇から突然鎧を着た骸骨が襲ってきた。ワイトだ。即座にジュリアが剣を抜きワイトの剣を受ける。鍔迫り合いをしている所へロックバレットを放ち左肩にヒット、左腕は砕けるが気に止めない様子でジュリアに襲いかかる。しかし片手の相手に負けるジュリアではない。何とか倒しながら先へ進むと階段を見つける。


 その後は順調に3階、4階と進み今は5階への階段の前にいる。


 迷宮内には特別な効果を持つマジックアイテムがある事が多いと聞いていたが残念ながら見つからなかった。


 勢いそのままに5階へ進もうと思ったが、何か強力な魔力を感じ二の足を踏んでいた。恐らくボスがこの先に居る。

 迷宮の最深部には迷宮内を統べる強力な魔物が存在し貴重なマジックアイテム等を守っている事が多く冒険者の大半はそれを求めて迷宮に挑む。


「ジュリア、覚悟はいい?」


「ええ、この先に何がいるのか見てやりましょう」


 ボスのいる5階へ足を踏み入れる。巨大で厳かな雰囲気を醸し出している扉を開く。

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