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セカンドライフは異世界で  作者: 灯台。
幼少期
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09話 シアン救出作戦 決行

 現在はシアン救出のため作戦会議中だ。山中は背の高い木のせいで暗く視界が悪い。その為少しでも視界が確保出来る日中に移動する。


 これで不意打ちの可能性を少なくし、戦闘の場合俺が前衛となり魔法を織り交ぜつつ近接戦闘、クライフは状況を見つつ魔法による援護射撃と言う布陣になった。


 纏気の出力を上げて行動すれば大抵の場合負傷する事は無いだろう、と言うのがワイズのシュミレーションの結果だ。


 洞窟の位置の確認も終えた。村から1時間程の場所に位置する。


「クライフ、確認事項はこんなもんか?」


「そうだな。問題無いだろう」


「よし、じゃあ出発するか」


「油断して怪我してくれるなよ。お前が頼りなんだからな」


「任せとけって」


 軽傷であれば治癒魔法で回復出来るが油断は禁物だ、何が潜んでるかわからんからな。


 まずは村を出る。自警団に見つかってしまえば止められる事は間違いない。だから隠密で警備の目を掻い潜って移動する。


 大人に任せていると救出が何時になるか分からない上手く抜け出し山へ入っていく。やはり夜の様な暗さで視界は悪い。周囲の警戒を強めながら移動していく。


 時折タスクウルフと言う魔物と遭遇した。銀色の毛並みに鋭い牙が特徴だ。動きが素早く気付かぬまに腕や首を噛みちぎられ命を落とす者も少なくないらしい。


 だが俺の纏気は奴らの牙をものともしない。噛み付いて来た後は殴ればいいのだから簡単だった。クライフが標的になる事だけ気を付ければいい。


 洞窟まで数100mと来たところで見えない膜の様なものが体に触れた。


「ワイズ、今のは?」


『フォトンシーク 光魔法です。

ドーム状に形成された光の膜を設置し敵の侵入を感知もしくはソナーの様に周囲の物を感知する事も可能』


「てことは、敵に俺達の存在がバレたか」


「なにっ、大丈夫なのかゲイル?」


「まずはこちらも敵勢力を把握しないとな」


 俺も早速フォトンシークを使い洞窟内に5人感知した。


「5人いるな、1人はシアンだから敵は4人だ。」

 大まかな体格も分かる優れもので大柄な男3人と女を1人感知した。


「相手が子供だと分かって油断してくれてると助かるんだけどな」


 まずは洞窟の入口まで移動する。ここまでで奴らの攻撃は無かった。


「よし、さっさと奴らをぶちのめして3人で帰ろうぜ」


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