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セカンドライフは異世界で  作者: 灯台。
幼少期
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プロローグ~唐突に訪れた転機~

「行ってきますっと」


 答える者はいないがいつもの様につぶやき会社へ向かう。


 彼の名は平 和人(たいら かずと) 35歳

彼の人生は平凡そのものだった。3人兄弟の末っ子で大学入学後は自由気ままに一人暮らしをしている。今は中流企業のサラリーマンとしてコツコツ働いている。彼女なし。


 夢や目標は無く社会の歯車の1つとして惰性の日々を過ごしていた。


そんな彼の人生に転機が突然訪れた。


 徒歩で会社へ向かっていた、いつもの風景だった。少し違ったのはけたたましく鳴り響く車のクラクション、音の方へ向くと目の前に大型トラックが迫っていて、視界が闇に覆われた。


 死んだ。


 目覚めると真っ白な空間だった、どこまでも続くような。


「ここは…何処だ?」


「俺はどうしてこんな所に?」


混乱して状況が全く理解できないでいると


『スキルクリエイトを開始します』


 よく聞き取れなかったが機械的な女性の声が聞こえたような気がした。


「誰かいるのか?」


 返事はない。


「落ち着け、思い出せ、何があった?確か会社に向かうところでトラックが…えっ俺死んだ?」


 ようやく理解し周りを見渡すが何もない。


「ここが天国か?何も無いし案外あっけない終わりだな、もっと身体を鍛えておけば良かったかな?」


「それにしても彼女を1度くらい作りたかったな 30歳で魔法使いだから40歳で賢者だったか。後悔する事がこんな事ってのもどうかと思うが」


不意に視界が闇に覆われていき、遠くに微かに声が聞こえる。


『スキルクリエイト終了』


次に視界に入ったのは


「天井?ここ何処?」

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