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悪魔でシスターですから  作者: 仙人掌


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大誤算

今回は会話文のみとなりますのでご注意下さい。

どこかのとある室内にて。


「さて、今回の実験の成果はどうでした?」

「そうですね予想以上…ですかね、しかし戦闘面でのデータが一切得られなかったのは大きな失態です」

「ふむ…、無理に暴走させることはできなかったのかね?」

「それがあの依頼を受けたのが例の教会でして…」

「そうか…確かにあそこに迂闊に手を出せば我々もタダでは済まないな」

「はい…ですので様子を観察するだけにしておりました」

「まぁ、仕方がないな本来なら許されざる事だが相手があの教会だからな」

「はい…」

「そういえば採血した物はどうした?」

「ただいま解析している最中です、なにぶん、量が少ないもので慎重におこなっております」

「それならばしかたあるまいな、しかしアレを逃したのは本当に惜しい…」

「はい、しかし仕方がないかと」

「そうだな…それでは次を用意するか…時間はどれほどかかる?」

「そうですね、最近治安強化で素体の入手が厳しくなっております、また一から作るのは使用可能になるまで時間がかかり購入にも余裕がありません」

「つまり?」

「すぐには用意できません」

「ふむ…暫くは血の研究とするか…」

「そうですね…」

「大変です、血が…!」

「いきなり何だ、血がどうかしたのか?!」

「いきなり血がまるで意識を持ったように動きだしました!」

「なんだそれは、どういうことだ、血が動くだと?!」

「それが私達も何が起こったか…」

「おい、どうした…おいっ!」

「なんで私はココにいるの?」

「お前は…?!」

「ねぇ…ココはどこ、私は死んだはずなんだけど…」

「化け物め【ファイアブラスト!】」

「あんまりおいしくないね、これ」

「火を…食べた、だと」

「正確には一度魔力に分解して吸収した、貴方のはおいしくない」

「チッ、おい、人を呼べ!」

「おいしくないけど…このままだと消えてしまうから、このままおいしくないものだけで消えるの嫌だから我慢して食べる」

「ひぃっ…や、やめ…」

「やっぱりおいしくないや…ねぇ、貴女はこれよりおいしい?」

「いやぁぁぁあああ!!」

「うーん、まだマシな感じかなぁ…また食べたいなぁ、そういえばあの人の名前を聞いてなかったなぁ…」

「化け、物め…」

「あのシスターさん、どこにいるんだろ、あ…ねぇあのシスターさんがどこにいるかしらない?」

「シスターなら、ば教会に、行けば、いいだろ…」

「それもそうだね、じゃあもう私は行くから」

「…行ったか?」

「はい…」

「もしかすると戦闘の記録が取れるかもしれん、動ける物を出しておけ」

「了解しました」

閲覧ありがとうございました。

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