南東の教会にて2
「それでは本登録をしましょうか」
「あの大量の書類はいったい…」
「ま、一枚岩ではないのでいろいろ複雑なんですよ、特にあなたみたいな前例のない存在となってしまえばあなたも私も書類は膨大ですよ」
目の前にいるシスターの声に申し訳なくなってしまう。
「なんか、すいません…」
「ホントにこんな事はさっさと通せば良いのに適当な言い回しで言ってきてさ、要は適当に何とかしろってことだろうが、全く…」
何処かへ愚痴を言いながら書類の確認や何かの器具の取り出していた。
「あ、そういえばアレってむこうの部屋に置いたままじゃなかった?」
「あー…、あっアレですか、取ってきます」
若いシスターが張り切って何かを取りに行った。
「持ってきました!」
「やっぱりそっちにあったか」
若いシスターは別の部屋から緑色の水晶玉を持ってきた、若いシスターが水晶玉を机におくと緑色だったのが透明に色になった。
「これはなんですか?」
机に置いてある透明な水晶玉を、書類整理をしていたシスターが持つと青色になる。
「これは、持っている人がどんあ魔法が得意か調べる物さ、まここまで丸いのは珍しいけどな、これで色々な任務に割り当てやすいんだ、もちろん基本的に他人に公開することは無い」
「そうなんですね」
興味津々に水晶玉を受け取ると青色から真っ黒に変わる。
「これは?」
「あーこれは前例がないね、とりあえず黒っと」
書類に黒と記入する。
「あのーどうなんでしょうか、黒色では問題があるのでしょうか?」
「そんなに落ち込まなくても問題はないね、ただの目安だし」
「そうですか」
「そういやどうする?」
「どうするとは?」
「あそっか、この部門はいろいろあって個人に直接届く仕事と募集するタイプの仕事があるんだ、だから今から何か仕事でも探すかどうかってこと」
「そうですか、では早速なにか仕事をしたいと思います」
「初回だから私が選んであげよう」
「あ、ありがとうございます」
棚にあるファイルを取り出し仕事を吟味する。
「そうだねぇ、うーんっとよしこれにしようか」
「どんな仕事何ですか?」
「殲滅」
「え…」
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