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第4話 霧の館と吸血鬼 ③

 出くわした門番は中華風、ならば使うは中華武?


 まぁ何だって良いや、取り敢えず



 第4話をどうぞ

 真紅の館にて……




 幻想郷を覆い尽くさんと空満面に広がる"紅い霧"。これを止めるべく、八雲 紫に教えられた紅い館へと向かう最中、突然現れたルーミアと名乗る奇妙な少女を打倒。


 次に行き着いた異常な程に寒気で溢れた霧の濃い湖で、優達はその原因たるチルノなる少女と出くわす。アントニオンが一人残ってチルノを相手にするが思いの外苦戦を強いていた。


 しかしそこはアンドロイド、培った経験と持ち前の頭脳及び身体にて、チルノの氷攻撃を物ともせず、トドメに『マニピュレイクラッシュ』。殆ど楽勝に近い結果でその場を後にした。


 アントニオンがチルノに勝利した一方で優と茜の二人は紫から聞いた(くだん)の『紅い館』の目の前に到着した。しかし館の門前で佇む人影、紅 美鈴(ホン メイリン)が彼等の前に立ちはだかるのだった。



────────────



「私の名は紅 美鈴(ホン メイリン)、あなたがどうしてもここを通ると言うのなら、お嬢様の為にも、ここであなたを倒し、力尽くでお引き取り願うだけです」


 実に当然、至極当然の対応である。自分達の目的を邪魔するなら誰であろうと排除するまで、実に当たり前の流れだ。しかしそれは優達とて同じ事、自分達の今居るこの幻想郷(せかい)が危機に陥ってるならば、それを起こす者を打倒する。


「茜は先に行け。この中華風の奴は俺が相手をする」


「……わかった。ちゃんと来てよね、優」


 優は茜に先を急ぐように促し、茜がそれに従って門を越えようと走り出したその時、突然茜の目の前に美鈴が現れ、掌打を繰り出さんと構えていた。同時に優の背中も茜の目の前に現れ、咄嗟で茜は高く跳躍を行い、"白い闘気"を纏った。


「白虎!」


 身体能力、移動速度が増した茜は紅い館の壁を余裕で越えていった。門の内側に侵入した茜は白い闘気を解き、自らの立つ場所が紅い館の庭である事を認識した。


「さてと、目前の館の入り口があるね。でも待って、正統に真っしぐらするのも良いけど、こういう時って裏口が案外鍵が空いてたりするんだよね」


 茜は装備が一式入った大きなリュックを担ぎ直し、紅い館の裏側に向かって走り出した。一方の優と美鈴は若干睨み合った末に優が手を放し、互いにゆっくり距離を取った。


「なるほど、それなりに出来そうですね。僅かながら気も使えると見ました。"ただの人"で無いのなら、御遠慮など必要ありませんよね」


 問答無用の四文字が如く、美鈴は両掌を振り回した後に左足を上げて右足一本のみで立って構えた。その際の体は右を向き、肘を伸ばして左(てのひら)を前に突き出している。


 中華風の見た目通りに中国拳法に精通した相手であるのを優は理解した。拳法とは、『型』と言われる構えが存在し、一つの型に何通りと組まれた動きや技が有り、それぞれが攻撃にも防御にもなり得る。


 同じ拳法使いでも無い限り、その型から繰り出される動作に翻弄されるだけで、素人ならば太刀打ちなど出来ない。が、かなり強力そうな相手を目の前にして優は口元を緩めていた。


「拳法使いか────そう言えば暗殺者や剣客とも闘ったけど、拳闘する相手とは闘った事が無かったな。良い経験だし、本気で頼むぜ!」


 優の意気揚々とした言葉に美鈴は少しだけ驚いた。ならば、と美鈴は右足を前に出し、構えを変更、今度は両掌を拳に変え、前に出した右足で踏み込んで優に向かって駆け出した。


 否、『駆』けていない。その動きはまるで氷上を『滑』る動作、つまり滑走であり、構えが殆ど変わらないまま脚も動いてないのに高速で接近してくる。間合い直前で美鈴の右拳は上半身の回転と共に放たれる。


 思わぬ移動の仕方に一瞬驚く優だが、同時に左手に瞬時の溜めを行い、美鈴の動きに左拳を合わせる。直後、優と美鈴の拳が寸分違わず激突し、衝撃波が周囲に広がった。


 だが優は若干左拳を弱く突き出していた。何故ならそれは相手の勢いを利用する為。それ故、美鈴の右拳は今だ突進を続け、優の左拳は押される事になる。


 拳と手首を固定し、美鈴の右拳に押される勢いを体の振りに回す事で足を軸にした回転が出来上がり、そのまま右脚を振り上げる事でカウンターの回し蹴りに変わる。優は"それ"をそのまま行い、美鈴の顔に向けて右足を振るう。


 右拳を突き出した後の事など一切として考えて無かった美鈴に優の右足が迫り来る。しかし美鈴の咄嗟の判断で振った左腕に今度は優が窮地に至った。


 咄嗟で振るわれた左腕は右足を止める────事は無く、前方に繰り出される腕は畳み込んで肘へと変わり、優の左拳を打っていた右拳は無理矢理に形を開き、優の左手首を掴んで引き寄せた。


 カウンターのカウンター、美鈴の左肘は下から突き上げられ、優の胸部の中心を直撃した。肘の一撃に優は吹き飛ぶ事は無く、それは肘の一撃に依る衝撃が余す事無く到達した事を表した。


「八極拳の得意とするは肘の打撃。マトモに受けたら骨は疎か、内蔵も無事ではありません。さようなら、一時とは言え、なかなかに────」



『おいおい、音の割には痛くないぞ。まさか今のが本気じゃねぇよな?』



 驚愕、正に驚愕。美鈴は目を見開き、正面の相手を見詰めた。声の主は間違い無く優、先程カウンターのカウンターである美鈴の肘の一撃を受けた優なのだが、当の本人は至って普通。それどころか、物足りなささえ感じる表情を浮かべている。


 唐突、美鈴の背筋を駆け抜ける『恐怖』と言う名の悪寒に依り、直ぐ様優から離れた。優から離れるまで美鈴は一瞬だけ恐怖を感じた、しかしその一瞬の間に様々な"死"を見た。


 優から優である何かでは無く、そうで無い『何か』を明確に感じ取り、背筋のみならず全身が冷え切ってしまった。今のは一体何だったのか、優は一体何をしたのか?


「ば……バカな、肘は確かに入った、確実に入った。なのに何なの……? この寒気は……一体何が」


「おい、急にどうした? 何かよくわからないが落ち着け、俺はまだ何もしてないぞ」


 不覚な事に美鈴は畏怖を感じた筈の優自身の言葉で我に返った。だが先程まで美鈴が感じていた『何か』は優からは既に感じず、美鈴と闘う直前の時の優がそこに在った。


 恐怖も、先程の寒気も失せて美鈴が再び構えを執るその時、優が初めて構えを執った。しかし、その構えは右拳のみを前方に突き出し、まさか右手のみで相手をすると言っているのだろうか?


「違うぞ、俺はまず右の打突(パンチ)から当てる。次に左、次に両手、更に次は、右足、左足、それから全部だ」


 不意に優が美鈴の心情を読み取った事に驚きが向くが、そうでは無い。この場合、一番驚くべきなのは優が"自身の手を告げたその上で攻撃をする事を宣言している"と言う事。


 しかし優の相手は中国拳法に精通した者、要するに攻撃、防御に関しては美鈴の方が圧倒して分が有る。優もそんな事は先程のやり取りで重々承知である事は言わずもながら、だがそれを理解している上で挑んでいると言うのなら────



 ────優には確実なる勝算がある。



 否、勝算とは些か頭が良過ぎる言い方だが、せめて直すなら"勝利への確信"があると言ったところだ。美鈴は優のその余裕に対して苛立ちを覚えたのか、一気に攻める為に再び右足で踏み込み、『()』けた。


 瞬間、美鈴は二度目の驚愕をした。美鈴が先程、接近に使った高速の『滑る』動作だが、優も同じ方法を執って美鈴よりも早く、美鈴よりも速く、美鈴よりも疾く移動した。


 ここで振り返るのは距離だ。美鈴が優から離れた際の距離は凡そ20m、今の滑走で進んだ距離は一瞬なので5m、すると自然に、優が進んだ距離は15mとなる。


「あッやべッ!」


 何故か優は突然顔が焦り出し、美鈴を左に上手く躱して地面を転がった。唐突に相手が自身を躱して地面を転がった様子を見て、戦闘態勢である筈の美鈴も思わず優の身を案じて声を掛ける。


「あ、あの〜……大、丈夫、ですかぁ……?」


「いや、すまねぇ。何分、この世界に来て間が無いんでな、体が元気なもんで軽く踏み込んだつもりがそれなりに力が入っちまってたわ、悪いな」


 まるで明るく挨拶でもされているかのように笑顔で謝られたが、今度は優では無い『何か』では無く、優から計り知れない『何か』を美鈴は感じていた。漸く彼自身の本気を見られると思った美鈴に武者震いが起こる。


「さて、じゃあ仕切り直すか、美鈴さんよ」


「えぇ、今度は転がらないでくださいよ?」


 美鈴の言葉の後、優は"1歩"だけ踏み込んだ。だがその"1歩"で眼前まで、直ぐ傍まで容赦無く間合いを詰められる事ホンの0.2秒、美鈴の目は疎か、脊髄反射(むいしき)すら優に追いつけなかった。



 右拳の打突が優から放たれる、"まだ動かない"。


 拳が左頬の付近まで迫る、"まだ気付かない"。


 右拳の一撃が左頬に減り込む、"まだ反応しない"。


 そして右拳の一撃で吹き飛ばされそうになった、"漸く追いついた"。



「虹符『彩光風鈴』ッ!」


 咄嗟に首を右真横に回しながら片足を支点に回転を始め、虹色の気を纏いながら技を口にする。打突で体が前に押された優だが美鈴の回転の勢いに乗って高速の反回転を行い、反撃を受ける事無く美鈴から跳び退く。


 しかし優は跳び退いたにも関わらず地面に足が触れた直後に強く踏み込み、高速回転の最中である美鈴に向かって素早く再接近した。再接近と同時に左拳を構えて放つが、美鈴の左腕の防御に依って防がれた、が同時に美鈴の回転も止まった。


 宣言通り右拳の次に左拳を繰り出したものの、美鈴の右腕に防がれる。だがそれで良い、次に構えるは両手の拳、素早く腰の辺りまで拳を引くと、神速の連続打突が美鈴の防御を砕かんとする。


 優の動きに対して咄嗟に両腕を合わせるも拳が異常に重たく、美鈴の腕の骨は木材にも似た音を立てて軋んだ。堪らず防御を解くと、今度はやや手前に跳び退いた後に前に跳び上がり、優は上半身を左に捻り込んで下半身が上半身に付いて来る要領の一回転をしつつ、右脚を伸ばして回し蹴りを繰り出す。


 美鈴はこれを左腕で防御、だが優は防がれた右脚をそのままに膝を曲げて今だ生きている自身の接近の勢いを利用して僅かに美鈴との距離を詰める。その状態で左下から右上に目掛けて思い切り体を捻り込む。


 回転を得た体は遠心の力を左脚に与え、優の体が美鈴の後ろへ移ると同時に左足の踵が美鈴の背中へと叩き込まれる。鈍く音を立てる自身の背中から痛みと共に肺の空気が押し出される。


「ごほッ!?」


 肺から空気を抜かれたが、代わりに新しい空気を即座に取り入れ、美鈴は吹き飛ぶ体を180度横に振る。180度ターンにて優の居る位置を向いた美鈴は優同様に着地直後から強く踏み込んで再接近を試みる。


 だが相手は既に着地を終えてこちらを向いている。ならばその視界を封じるが最良とし、美鈴は踏み止まって一枚の紙札を取り出して握り締める。


「気符『星脈弾』!」


 技の名を口にしている間に両腕を正面で一回転振り回して形成された巨大な青白い光球は、美鈴が両手で押し出す事で放たれ、優に向かって一直線に飛ぶ。迫る光球を前にして突如優は左手を正面に突き出し、力を込めるようにして青く透明な『何らかの奔流』を放った。


 一瞬だけ放たれた『奔流』は美鈴の放った巨大な青白い光球を(いと)も容易く消し飛ばした。優の『奔流』に依って青白い光球が姿を消すとその先に居る筈の美鈴も姿を消していた。


 否、確かに姿は消えたが、その実は優の死角となる下段の間合いに移動していたのだ。取った、そう確信した美鈴は渾身を右拳に込めて振り上げようとした、その瞬間、美鈴は止まろうとした。


 優は気付いていた、最初から下段に潜り込む事など読むに易いと言わんばかりに左手を突き出したまま無表情で真下を見下ろしていた。だがもう止まれない、既に渾身を右拳に込めた、技も口にしかけている、止まれる筈が無い。


「げ、撃符『大鵬拳』ッ……!!」


 自棄(やけ)気味に放った右拳の一撃を優は躱す事無く顎に真面に受けた。顎に直撃した右拳は優を空高く打ち上げ、その余韻もしっかりと味わえる程に長く留まった。


「────あ、当たった……?」


 まさかあの場面で右拳が優に当たるとは思わなかった美鈴は優の吹き飛んだ状況と自身の右拳の感触を疑った。数秒経つと空高くまで飛ばされた優が落下してきて地面に激突した。


 まだ油断が出来ないと踏んだ美鈴は構えを直してジリジリと優に近づいて行く。しかし優はそんな美鈴を気にする事無く普通に起き上がり、制服の汚れを手で払うと、首を左右に傾げて鳴らす。


「どうした? そんなもんかよ、掛かって来い紅 美鈴!」


 あろう事か優は美鈴の渾身を受けて怯むどころか尚も攻撃を出すように責め立てる。ならば、と美鈴は連打に持ち込んで畳み掛ける事にし、一気に接近して容赦無く拳や足の打撃を繰り出した。


 だがしかし、美鈴の拳法の動きは悉く遮られ、機転を利かして肘や膝を打つも掌で受け流され、掌打や手刀を放つも掌独特の弱さである関節を外され掛けたり、足払いや回し蹴り等は腕で防がれ、尚且つ脛や下腿の奥を突かれて弾き返されたりした。優に連打を浴びせるどころか、優の防御反撃に依って美鈴自らが追い込まれていた。


「熾撃『大鵬墜撃拳』!!!」


 片足で踏み込みつつ両手を前後に広げるように体を横にして腹部を打撃、次に背中で胸部に体当たりして、最後に先ほど放った大鵬拳で優の顎に打ち込む。だが驚く事に優は今度は微動だにしない。


 先ほどの大鵬拳と比べれば連続である為に隙も無く、それでいて威力も増大した筈なのに、仰け反る事もせず優は美鈴を只々睨む。攻撃で肘が伸び切らずに止まったと思ったら相手は黙って自らを睨んでいた、これは余りに恐ろしい。


「かか、華符『彩光蓮華掌』ッ!!!」


 瞬時に右掌に溜めた気功の一撃は無情にも寸前で手首を掴まれ止められた。拳法の隙を無くす動きすらも完全に意味を為さず、寧ろ肉体を武器とする拳法ならではの弱点を確実に的確に突いてくる。


 美鈴は完全に見極められた、自らの持つ攻撃を悉く全て。掴まれた美鈴の手首が離された直後、優から距離を取り、諦める事無く弾幕を展開しようと構えた時、優は少し皮肉を口にした。


「期待はしていたんだが、こんなもんか。まぁ、良い具合だったし、せめて面白いものを見せてやるよ」


 距離にして約十メートル、弾幕を展開する直前の美鈴に向かって行く優は瞬間、美鈴の目前まで迫った直後に姿を消した。驚愕を隠せない美鈴は弾幕の展開を中断し、周辺を見回したが、優の姿は何処にも無い。


「瞬裂『刹那の百裂拳』……」




 ただ、背後を除いて────




「い、いつの間に後ろに……!?」


 恐る恐る背後へ振り向く美鈴だが、優の姿を確認した直後、口や鼻から伝う血に気付いた。いつ流れた、それ以前に何があったのだ、否、何か有ったが故に今この状態があるのだ。


 だが何をされたのかわからない、まるでわからない。寧ろ、何かをしたなら挙動がある筈、それすら無かった……一体、一体何があったと────。


「まだ気付かないのか? よぉく見てみろ、自分の体を」


 ふと自身の体を見ると、腹部が拳の痕に合わせて深く減り込み陥没した。それと同時に食道から競り上がる血を押さえられずに嘔吐し、それを皮切りに拳の痕が次々と全身に広がっていく。


「なッ何だこれは……? まッ、まさかッ……ああ、あの一瞬にッ……無数の拳をッ!!?」


 拳の痕は数を増やす毎に広がりを早め、顔面にまで痕が現れた瞬間、美鈴は真上を向いて血を吐き出し、膝を突いてから俯せに倒れて力尽きた。優は倒れた美鈴を後ろ目に言葉を捨てた。


「無数じゃねぇよ、100発だ、100発。安心しろ、ちゃんと一番弱くしといたから」


 捨て台詞を吐いた後、優は静かに歩き出して紅い館の門を蹴破り、正面玄関から入って行った。そこへ漸く追い付いたアントニオンが真下の美鈴の惨状を見て合掌した。


「どうやら死んではいないみたいですが、コレは少し居た堪れませんネ……。とは言え、急ぎなので軽く処置は施しましょうカ」


 アントニオンは美鈴の怪我の応急手当を行った後、自らも正面玄関から紅い館の中へと入って行った。しかし、この正面玄関からが一番大変なのを優とアントニオンは知らない。


 そして裏口らしき扉から入った茜は何故か途轍も無く広く彼方此方が本棚に囲まれた場所に出た! 次回は茜側から進んでいく物語、こちらもこちらで大変なのは言わずもがな……








続く

 門番美鈴を打倒した優は直接正面玄関へと突入する。


 追い付いたアントニオンも正面へ、しかし唯一裏口の茜はどうなるの?



次回、超絶で最狂の三人が幻想入り


第5話 霧の館と吸血鬼 ④



御楽しみに

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