表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

君は素敵な事を言うね

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

自分が良いと思った物を賞賛して何が悪い。

誰にも感性を否定される言われはねぇ。

「素敵だと、思うよ。そういう可愛いものを素直に可愛いと言えるの」

駅のホームでスマホゲームをしていた時だった。今週は偶周年記念イベントを開催していて、運営側も祝い品として多くの物を贈呈してくれる。それは新キャラだったり、新衣装だったり、まぁ色々。

そんな中で新たに実装された女の子を見た時だった。ぽろりとこんな言葉が口を付いて出た。

「新キャラ、すげー可愛い。好みに刺さった」

それを聞いていた少女が、一度ゲームを操作する手を止めて、顔を上げた。俺の顔をまじまじと見詰めながら、瞬きを一つ。それから上の言葉。『素敵だと、思うよ』。何故、そんな事を態々言ったかは分からない。ただその時の褒め言葉が胸に刺さって抜けない。


「あのさ」

「なぁに?」

少女は電車のホームで延々とスマホを弄っていた。何時もこの時間、彼女は電車を数本遅らせてから乗り込む。故に時折こうして鉢合わせをする事があった。

俺は延々と画面から目を離さない少女に向かって、この間の事を問い掛ける事にした。

「この間の、『素直に可愛いと言える』って発言……」

そこまで言ったらもう全てを知り得た。と言わんばかりに顔を上げた。この間と同じ。スマホを操作する手をぴたりと止めて、俺の顔をまじまじと見る。

「深い意味はないよ。でも男の子が『可愛い』って言葉使うの、限定キャラが出た時ばりにレアじゃない? なんて……」

例えが恥ずかしかったらしい。言った後に頬が赤く染まっていく。それからまたはぐらかす様に顔を背けて、スマホを操作し始めた。俺と同じゲーム。俺が勧めたゲーム。それを黙々と周回している。

単調な操作で冷静さを取り戻したのだろう。また顔を上げて、へらりと笑った。

「難しくない? 素直に何かを肯定するの。否定されたら怖くない? だから周りに合わせて言う事はあっても、本当に思った言葉って胸の中に仕舞っておくの」

「自分が良いと思ったものを、誰かに否定される権利はねぇ」

あの時、確かに可愛いと思ったのだ。キャラデザとか顔立ちとか、衣装とか。全て。それを『可愛くないじゃん』と誰からも否定される言われはない。俺の感性に従って言っただけの事。他の誰かの意見なんざ聞いてもいねぇ。

その言葉を聞いた時、僅かに目を見開いた。それからにこにこの笑顔で、首を傾けた。

「私のお友達のように、素敵な事を言うね」

そう言って電車に乗り込んだ。周回イベントは始まったばかり、二人並んで延々と周回したのは話すまでもない。でも、少しだけ距離が縮まった事は言わなくても良いかも知れない。


オマケ

「女の子の『可愛い』 は『自らの感性に刺さって、感情が揺さぶられた』って意味だからね。だから割とよく聞く」

正統派に可愛いものを、素直に可愛いと言える人がいて、幸せだなと思って書いた話"٩(ー̀ꇴー́)


好みの子がいると『好みだわー( ˘꒳˘ )ジーン』という人から浮かんだ話。


感性に忠実、好き嫌いが分かりやすい。それって多分自分の信念がちゃんとしてるからじゃないかと。

そんな度胸無いので、出来うる限り胸に仕舞い込みますが。



箱イベです。周回します。今やらなきゃいけねんだ( '-' )

そして何故か別ゲーで周年記念やってます。

忙しさが被るのは何故なのか( ¯−¯ )


ちょうどスランプ気味なのもあり、

『○○やってる場合じゃねぇ!!』

状態です。

思い付いたら勿論戻りますよ。


○○を書くのは私の存在意義に関わること故、伏字です。

冗談でもそんな事言っちゃ行けない。


という訳で更新がご無沙汰してます。

暫く周回します。周年記念やります( ¯−¯ )

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ