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崔浩先生の「元ネタとしての『詩経』」講座  作者: ヘツポツ斎
国風 衛風

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65/326

芄蘭(大人の真似をするちみっこ/恵公の驕慢を批判)

芄蘭《がんらん》 引用2件

幼子 大人のまね 背伸び 衛恵公



芄蘭之支《がんらんしし》 童子佩觿《どうしはいけい》

雖則佩觿《すいそくはいけい》 能不我知《のうふがち》

容兮遂兮《ようけいすいけい》 垂帶悸兮《すいたいきけい》

 カガイモの枝を、

 子供がいっちょ前に

 角飾りのようにつけている。

 そう大人ぶったところで、

 大人なしで何かが

 できるわけでも無かろうに。

 気取ってすまして、

 そんなものを帯びてみたところで。


芄蘭之葉《がんらんしよう》 童子佩韘《どうしはいしょう》

雖則佩韘《すいそくはいしょう》 能不我甲《のうふがしん》

容兮遂兮《ようけいすいけい》 垂帶悸兮《すいたいきけい》

 カガイモの葉を、

 子供がいっちょ前に

 弓を引くとき手にはめるカバー、

 であるかのように、手にはめている。

 そう大人ぶったところで、

 我々の力を借りねば

 何もできまいに。

 気取ってすまして、

 そんなものを帯びてみたところで。



○国風 衛風 芄蘭

カガイモの葉が觿(大人が腰に帯びる角飾り)や韘(弓を引くとき手にはめるカバー)に似ている。ちみっこはそれらに見立てて身に着ける。そして大人の真似をして「ぼくはもう一人前なんだ!」とえばっている様を、大人たちがにこにこ見守っておる詩のようである。ただひたすらかわいらしいお子様の背伸びを見守るもののようにしか思えぬのだがな。



○儒家センセー のたまわく

「刺惠公也。驕而無禮,大夫刺之」

衛の恵公を批判しておる! 恵公は成人する前に公位につき、その後驕慢の限りを尽くした! 大人の手助けなしで公位につけておるわけでもあるまいに生意気な、というわけである!



■葬儀とちみっこ

ちみっこが早い段階で死去したり、ちみっこが喪主を務めねばならぬ時などにどうするか、を語ったものである。前者は永陽縣開國侯の劉叔子、後者は太師の馮熙(馮太后の兄)の息子たち。ともに皇帝をも交えての審議の場における提議となっており、偉大な人物まわりのちみっこを扱う時に用いられておるのが伺える。


・宋書15 礼二

南面君國,繼體承家,雖則佩觿佩觿,未闕成德,君父名正,臣子不容服殤

・魏書108.4 礼四

既有佩觿之革,又有錦紐之紳。



毛詩正義

https://zh.wikisource.org/wiki/%E6%AF%9B%E8%A9%A9%E6%AD%A3%E7%BE%A9/%E5%8D%B7%E4%B8%89#%E3%80%8A%E8%8A%84%E8%98%AD%E3%80%8B

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