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2 前の世界の話


まだ俺が前の世界にいた頃の話をしよう




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


前の世界ーーーー高校



「うあー今日も1日だりー教科ばっかやん」と俺がぼやく。


「おま、いっつも朝来たらぼやいてんなぁ....まあ確かに今日はだりいけど」 と友達が返す。


友達と朝の挨拶と軽口を叩く、今日もいつも通りだ。


「なぁなぁ、お前さあ」と友達が勝手に話題を俺に振ってくる。


俺の友達である中野一也なかのいちや)はどんどん俺が反応しやすい話題を振ってくれるのでこいつといると不思議に退屈しない。


「なんだよ、また宿題を写すんか」


「んなわけねえじゃん」


「じゃあ何」


「お前、最近彼女出来て一ヶ月だろ?

だから一ヶ月たった心境を聞こうと思って」とすごくニヤニヤしながらこっちを見ている


「いや、特になんもしてないよ?」


「つれねえなぁ。俺ら友達だろ? 話してみ?あんなことやこんなこしたんだろ?」


「デートはまぁ一回ぐらいしたけど.......」


「やっぱやってんじゃん!!くぅ~いいなぁ彼女もちはなぁ」と肩をばしばし叩きながらみんなにも聞こえるような結構大きい声で言っている


「おい、声がでけえんだよ、あとお前も彼女持ちだろ一也。嬉しくねえんだよ」


「あっとそうでした。すまんすまん」


こいつは俺をからかいたいのか


「あっ、今日そういえば出さないと先生に一時間ほど説教をくらう課題あったんだったあ、一也やってる?」


「え.....そんなん.......あ.......あったっけ?」


「あーあ答え見せようと思ったのになーー。一也やってたんだぁすごいすごい(棒)」


「すいませぇん!!!!やってません!!!!見せてくださいぃ!!!!!!!!」


「コンビニでなんか奢れよそうしたr「ありがとうございまぁぁず」と俺の宿題をひったくる。


そして、「あ、なんも奢らんぞ」と俺から逃げる


「おい、.........まいっか」


これもよくありふれた俺の日常だ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


前の世界ーーーーー剣道場


俺は高校で剣道をやっている。段位は高校で取れる限界の段位である三段。県大会の表彰に乗るぐらいの実力であり、強くもないし弱くもない普通の人だ。


「あ、こう君来たわね」


と俺の名前柏原 滉 (かしわら こう)を呼ぶ女子は俺の幼馴染にして一応彼女である三井(みつい) (はな)だ。


「はいはい来ましたよなんですかい」と剣道の試合をするという予想をしながら応える。


「今日こそ勝ちたいから試合するわよ」案の定な提案をしてくる。


「えぇ......でも今のとこ勝ち負け半分半分ぐらいだからもういいじゃ「ダメ、さっさとやるわよ、絶対勝つんだから」


もう俺はため息しかつけない。一ヶ月たったのにデート一回しか行ってないのはこのデートより試合したいという禁断症状が原因かもしれない


「じゃあ俺が勝ったらなんか一回いうこと聞いてよ」


「いいわ、その代わり負けたら反対ね」


「乗った」


そうして試合は始まった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


立つと同時に華が俺に奇襲を仕掛けてくる。それを予想してた俺は難なく竹刀で受け流し、返し技を狙っていく。

しかし、それに察知したのか、咄嗟に後ろに下がり体制を整える

次はおれの番と思い攻めて単純な面を狙う。が華は絶対竹刀で受け流し、返し技を狙ってくるだろう。だから俺は単純な面を見せて手首を返して小手を打つ。それに華は対応できなかったのであっさり一本とってしまった。


「これで一本目」と俺が得意げに言う。しかし、面越しに華がまだ一本だけでここから逆転できるという目をしていたので、すぐに真剣な表情に戻った。


気を取り直して2本目、次は自分から最初は仕掛けていく。2本目はいかに自分が取った一本を守れるかどうかなので、二段打ちを仕掛けていく。が、その二段打ちに華は完全に対応されて、抜き胴を取られてしまう。


「これで勝負だね」と華が言う。


じゃあもうやってやろうじゃないか


勝負と言われた瞬間、華に詰め寄る。そうして打つ機会を待つ。そうしてお互いに面を打つーーーー






俺は勝負に負けた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


前の世界ーーーーー帰り道


「今日は私の勝ちだったね」と華が上機嫌に言う

しかし、俺は気持ちが萎え萎えだ



なぜかって?女子に負けたからな!

ってかもう華は女子ではないって考えていいですかねぇ(錯乱)


「今なんか変なこと考えなかった」と華が心を般若にして怒っている、顔はスマイルだけど...


「そっ....それよりお願いって何」


「あー、話変えたーーー

まあいいか.............えっと.........わ....私と.......いつまでも一緒にいるっていうこと........かな......」


「ごめん、聞こえなかった」


「なんでもないわよ!また勝負しなさいよね!!」


「なんでそこでツンデレ発揮するし.......まあいいか」


これも俺の日常だ。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



前の世界ーーーーー事故時



あぁ........俺はこんなところで.........しんで.......しま........う.......の.........か.........

いち......や............は.........な.............ご.........め...........

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