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1 見知らぬところにいた話

駄文ですが読んでくれたら幸いです。


「はぁッ...はぁッ...はぁッ...........」


なぜ俺はこんなところを走っているのだろう



そしてなぜ、俺は魔物に追い回されているのだろうーーーー




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


一時間前ーーーー夜の草原にて





「ぅ.....うん..........」


俺は見知らぬところで意識を取り戻した。何も無いただの草原が広がるど真ん中で。


「ここは.....何処だ.....」辺りを見回しながらそうつぶやく。


そういえば俺寝る前何をしていたんだろう、と頭を回転させる。

しかし、何も思い出せない。


「まあ、今は考えてもしょうがない」と立ち上がる


とにかく、町があるところへ出ようと思って行動を開始する。


俺は風が吹いている南へと足を進めた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


襲われる十分前ーーーー夜の街道



取り敢えずは街道に出ることに成功した。しかし、どっちに町があるのか、どのぐらいの距離があるのかさっぱりわからない。


「くっそ、どっちに進もうか.....」


俺は街道に沿って南下していった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


襲われる直前ーーーー街道南下中



「月がすごく綺麗だな.....」と自然に声が漏れる。

俺は月が前のいたところよりも綺麗に感じた。


あれ、前のところってどんなところだったっけ


と、考えながら歩いているとふと人の声が聞こえた。


「今、声がしたような気が......」


そこへ行けば色々聞けるかもしれないと思って、声の方に進んでいった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「声が近い......やっとこの世界や街のことが聞ける......」

そして声のところへたどり着いた先には


「..............あれ」


そこには声を出した人だったものとそれを貪る魔物が群がっていた



「.............う..........うわあああああッ!!!!!!!」


さっき聞こえた声.......あれは悲鳴だったのか!!



俺はその場を一目散に逃げる


しかし、魔物たちは逃げる俺を追いかけて来たのだ。もちろん、捕食対象として








俺は来た道を逃げる、逃げる、逃げる


そして魔物たちは俺をしつこく追い回す


そして逃げ回って三十分


「はぁッ.....はぁッ.....はぁッ.....」


遂に俺は魔物たちに囲まれた


嗚呼、俺はあの人のようにぐちゃぐちゃにされて死ぬのか.........

と絶望感に脳内を支配されかけた時


何か中から力が湧いてくるものがあった。


「なんなんだ.......この湧いてくるものは......」


その力は俺の手に収束し、一つの炎の塊を作った。


「!!!!!!!」


驚きで声も出ない。しかし、これなら今の絶望的な状況を突破出来ると思った。


「さぁ......来るなら来いよ.........炎で灰にしてやる!!!!!」


まずは一体で俺を襲うが、俺はバックステップでそれを躱し、すかさず炎を叩きつけていく。


なんだろう、体が軽い。

また、敵を倒して優越感を感じる........!!!!


俺はさっきまで逃げ回って殺されかけた原因である魔物たちを炎で蹂躙し尽くした。


「嗚呼楽しいッ!!!!もっともっと楽しませてくれッ!!!!!!」


しかし、もう追いかけて来た魔物たちはいなかった。

あるのは正気でない自分といつまでも夜を照らし続ける月のみ


「あれ........終わったのか........」


自分の心が正気に戻ったのと同時にとてつもない倦怠感と痛み、眠気が起こってきた


「いッ.......痛い痛いッ.......!!!!!」


俺は悶えながら意識を手放した。

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