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ふ~ん?  作者: 月読 龍
3/7

まずはスーツから

道すがら、よっぽど溜まってたのだろう、愚痴が激しかったわ。


途中のコンビニでお茶を買い、喉を潤わせながら吐き出させてみました。

しかし、親戚と解っているとは言え不用心な子やね。


そう思っていましたとも。

うちの親戚は、皆身内に甘い。


時として起きる暴挙も身内と思って大切にするからこその結果って文句も言えないのは普通の事。


愚痴は出ても身内には出せない苦しさ。

遊びに行くと飲む連中は皆枠で大量に酒が出てくるので顔を出したい反面、酒を持ち寄る必要と親戚の子らに小遣いが必要すぎて行くのが怖い。


親戚の家に泊で遊びに行くのに現地費用で10万は要るってのは怖いよね?

しかも、遊ぶなら別途費用必要です。


田舎って怖いよね?


さて移ってやって来たのは紳士服専門店。

最近の店はレディースも取り扱ってます。


まずはスーツを買います。


「お兄ちゃん、とりあえずは着てきたので大丈夫だと思うんだけど」

全然大丈夫じゃないよ!


1日1着、下は出来れば倍は欲しい。

シャツも間違いなく倍。

靴下は替えも含めて1月分持っててもおかしくは無いぞ?


こんこんと説明しても、まだ納得いってないらしい。


「週明けには着る必要があって、着たきり雀はそれを許した廻りが恥をかく物だ。諦めなさい」

「でも、お金無いから」

涙顔です。

「入社祝い出して無いからここは出しておく、安心しなさい」

困惑しつつも少しだけ安心したようです。


多分、週明けまでにとんでもなくお金が消えます

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