ジョショウ
まずは序章からどうぞ
…深夜に書いたから文章おかしいかも
男は夜の森を走っていた
「はあ…はあ…はあっ…」
木の根に躓き、草に足を取られ、転んで泥にまみれながらも必死に走り続ける
そうしなければ、自分がどうなるか分かっているから
(ちくしょうっ…なんなんだよ、なんでこんな…)
どうしてこんなことになったのか
きっかけは仲間内の誰かの一言だった。
『なあ、あの森に化け物が居るって話知ってるか?』
森なら誰もが知っている
この街の唯一と言っていい特徴である、深い森のことだ
そいつの話では
曰く、あの森には化け物が住んでいる
曰く、そいつは人を襲う
曰く、そいつは先日の事件の犯人だ
なんて話らしい
嘘に決まっていると笑いながらも、いい娯楽だと思い仲間を集めて森に入ったのだ
最初は一番後ろにいた男だった
なにやら呻き声が聞こえて振り返ると、そいつの姿は忽然と消えていた
木の陰にでも隠れているのかと思ったが、仲間内でも特に大柄なそいつは、木の陰に隠れたくらいでみえなくなったりはしない
不思議に思った男の目の前に落ちてきたのは、目を恐怖で見開き、首から下を失った、その男の…
そこまで認識したところで、男達は逃げ出した
逃げる道中でも一人また一人と減っていき、気付けば逃げているのは男一人だけになっていた
逃げている最中、目にしたものを思い出して男は思った
(アレは人間じゃない!あれは…)
そこまでしか考えることはできなかった
なぜなら、そこまで考えたところで男の首は宙を舞っていたからである
トスッ……
人の首が落ちる音は意外にも軽い音だった
やがて、虚ろな目をした男の生首に覆い被さる様な影が差した
ぐちゅぐちゅ
ごりごり
じゅるじゅる
やがてしばらくして、影は男の首から離れると、森の奥へと去っていった
後に残ったのは頸を失った男の死体と、その頭の中を空っぽにした、男の生首だけだった…




