o2章 大丈夫
ここで、いかなかったら、蓮に嫌われてしまったら..
と思った、鈴はされるがままだった、
蓮「父さんただいまー」
鈴「おじゃまします..」
父「おう... って、誰だ??」
蓮「えっと、友達..けがしたからつれて来た。」
父「おう!?それは大変だ、名前は?」
鈴「鈴...です..」
父「じゃあ、鈴ちゃん、こっち座って-!!」
蓮「こっち-」
鈴「ありがと..」
消毒がおわり、ばんそうこうを貼った。
蓮「ねえ、なんかあった??」
鈴「別に..何も..」
蓮「ほんと..?」
鈴「...実は...お昼の時間を超えたら、一周間外出禁止になるの...」
蓮「!!やっぱ、なんかあるじゃん!噓つきめ-!笑」
鈴「...... それで、お昼になってもう、1O分越えてるんだ。」
蓮「え...そっか..じゃあ、もう帰った方がいいね。送るよ」
鈴「え..うん..ありがと、」
蓮、怒ってる??鈴のせいだよね。ちゃんとすぐ事情をはなさなかったから...
さっきから、蓮と鈴の会話がない。 やっぱり怒ってる??
蓮「じゃあ、ここで..」
鈴「ありがと.... ただいま..」
母の返事がない。
鈴「あれ?」
蓮「どうした??」
鈴「おかあさんがいない...!!!どうしよう..約束やぶったから..私のせいだ...」
蓮「探しにいくぞ!!」
手をひっぱられ、蓮の手は温かくて、大きくて、表情は、本気な目をしてて、
鈴には、かがやいて見えた。
どんなに探しても母はみつからなかった。
蓮「明日になれば、大丈夫だ」
つらすぎて声がでない。
蓮「...俺も一緒にいていい??」
鈴「え...??」
蓮「じゃあいる。」
鈴「大丈夫。1人でも..」
蓮「大丈夫じゃないからいってる。俺は、もうちょっとしたら帰るから気にすんな。」
鈴「うん...」
そして、2人きりの夜はあけた....
次の朝、起きるとリビングに蓮がいた。
鈴「え..?なんでいるの??」
蓮「帰るなんて噓。ソファでねてた」
鈴「な...」
テレビを付けると、ニュースが流れはじめた。
「昨日、お昼すぎ、ローリアス町で事件がありました。」
蓮「ここじゃねーか!!物騒だな。」
「娘を探していたと見られる、舞さんが、お昼すぎ、車にはねられたと見られます。」
蓮「うっわー、怖いなー。そうだ、鈴のかーさんの名前
なんていうんだ??」
鈴「舞... 舞.... おかーさん... なんで?」
鈴の目には、涙が溢れ出て来ていた。
蓮「え..お前のかーさん..なのか..」
こくりとうなずく鈴、何がなにだか、わからない、その後どうなったのかもわからない、状態...
鈴は親戚の連絡先など何もしらない。
お父さんは単身赴任中、
鈴は──