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数多の冒険者  作者: 南瓜牌
2/2

ゴブリン

2階層をチラッと覗いた後1階層に戻る。

移動した事によりゴブリンが復活していたのでさっきと同じ様に殺した結果ゴブリンの魔石が6個。

階層移動で復活するのは良い事だと思いつつマイルドックの魔力が回復するの休憩を兼ねて待つ事にした。


ついでに丁度良いのでゴブリンの召喚をする。


「ぐぎゃぎゃぎゃ!」


やかましいがマイルドックよりはマシな戦力と考えれば許せる。

丁度マイルドドックの魔力が回復してきたのでゴブリンを殺そう。

しばらくはこのルーチンで問題ないはず。




□ □ □ □ □


《ゴブリン》《rank1》

[魔力値:5]

[戦力値:3]

悪食:F


緑色の角の生えた醜悪な魔物。Fランクの中でも筆頭最弱候補だが群れるとそれ相応に危険。

何でも食い繁殖力も高い為、ダンジョン外のゴブリンは厄介な害獣見たいな認識をされている。

知能を除いた能力は大体普人族の子供と同じ位である。

やたらと変異種・上位種の種類が多い事でも有名。

《危険度:F》


□ □ □ □ □



12時頃にダンジョンに入り一周するのに凡そ30分小休憩に5分…今現在夜11時頃凡そ10時間くらいゴブリンを殺し周り手に入れた魔石の数は召喚で消費した分を抜き59個程。


諸々の生活費は9個もあれば十分な程足りるので周回しながら考えていた案を残りの50個の魔石を使って実行する事にした。


ダンジョン外の魔物には強化種と言われる存在がいる。何でも魔石を食い続けた魔物らしく変異に止まらず最終的に進化することもあるとか、なので召喚した魔物に食わせる事にしたのだ。


取り敢えずゴブリンに魔石を1個食わせて見るが特に変わりは無い。

なので、9個程追加で食わせた処体格が少しずつ良く成っていき戦力値が4に成った。

取り敢えずは10個を基準と考えれば良いだろう。


残った魔石40個を一気に食わせた結果戦力値8に上がった。

良い事である。





ギルドに戻り魔石9個を換金してギルド提供の宿屋で寝る。

7時頃に起きてギルドの酒場で食事を摂る事にする。


メニューは色々ある見たいで悩んだが折角なので前世の好物の一つの”鰹の叩き”を頼む事にした。と言うかこれ転生者案件では?


「突撃鰹の叩きを大盛りで一つ、ポン酢付きで」


「あいよ!アンタ珍しいねわたしゃそれが頼まれたの初めて見たよ!」


少しして水と一緒にお盆的な何かの上に皿に乗って渡されたので適当な席に着く事にする。

ギルドの酒場は結構な広さがあるのでそれなりに席が空いていたのが救いか。


もちもちする。うまい、正直芸人じゃないので食レポ何て出来やしないがそれはそれとして美味しい。

大盛りにしたので米やパンなどの主食がなくても十分に腹は膨れるだろう。

そう考えて食べていたら向かいの席に矢鱈大柄な厳ついスキンヘットの男と舎弟くさい小柄な男が座った。


「ぎゃはははは!おい坊主ぅ!良いもの…何食ってんだ?」


「げへへへっ新参は少し兄貴に献上するべきでやんすよ!」


何かこうテンプレなチンピラ見たいなやつだな。割と嫌いじゃない。


「ふむ…貴公、此方が食べているのは突撃鰹の叩きだよ。此方としては結構なお薦めなので一品頼んでみると良い。」


前世も今世もコミュ障気味とは言え喋れない訳ではない。まあ、ロールプレイを意識しているのも理由の一つではあるが。


「貴公…妙な喋り方するなぁ坊主!突撃鰹の叩きと言えば妙な名前も相まって誰も手を出さなかった一品じゃあねぇか!くくっく若いのに冒険者だなぁ!良いぜそこまで言うのなら俺も食おう!」


「げへへっ!大丈夫なんすか兄貴ぃ!!いえ兄貴が冒険すると言うならばおいらもお供しますぜっ!!」


テンションたっか。これが若さか。

何かチンピラもどき達が注文しに行って1分位で”突撃鰹の叩き”を持って席に戻ってきた。

さすがギルド酒場”早い安い美味い”のキャッチコピーは伊達じゃないな。


「おおぅ!こりゃ美味い!酒の肴にも良いんじゃないか!…そう言えば名乗ってなかったな俺の名前はゴンズだぁっ!よろしくなぁっ!」


「美味いでやんすな兄貴ぃぃ!おいらの名前はザンスよろしくやんすよぉっ!!」


「…ミグラント…よろしく」


そろそろコミュ力ゲージが限界なんだが…悪い奴じゃなさそうなのは良い事か。

食い終わったので片付けてダンジョンに潜る事にした。

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