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悪意の種を花にまで育てた人間の生き様  作者: 旅の語り部
ベリオレットは王に成りて
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命令を出す!!監視せよ

 ベリオレットと幹部が話をしている謁見の間の外に近づく何者かがいた。その人間は謁見の間まで城の人間に気づかれる様子もなく扉の向こう側の話を扉に耳をつけて聞いていた。その謁見の間では魔王討伐しようとしていた者達が去った後にベリオレットとカオス教の幹部が話をしていた。小さい声で話していてベリオレットはさっき見た魔王を討伐しようと謁見した人間の顔に見覚えがありそうで幹部に「さっきの人間をどこかで見たような感覚がして何処で見たのかがわからない」と言うと幹部は「どうしますか?」と答えてベリオレットからの指示を待った。ベリオレットは幹部に「厄介な事になるとあの計画の邪魔になる。見張って障害になるようだったら倒せ」と言った。幹部はその指示を実行する為に謁見の間を出ようと扉の方に歩いて行った。ベリオレットは幹部が謁見の間を出て行くのを見送った後謁見の間の奥にある部屋へと入っていった。

 カオス教の幹部はベリオレットの指示を受けて謁見の間を出た後に部下を連れて魔王を討伐しようとしている人間達の後を追った。幹部は部下に操った魔物を連れてエントスの町へと向かうように指示を出した。幹部は魔王討伐しようとしている人間達の後をそのまま追った。幹部はパル達の後を追い気づかれないように歩きアリトリーの町へと向かった。幹部がパル達の後を追ってアリトリーへと向かっていたその頃、幹部から指示を受けてエントスの町へと向かっていたカオス教の集団と魔物は先回りしてエントスの町に着くとそのまま町を襲撃し始めた。魔物の襲撃によってエントスの町は見る影もない状態になってしまった。襲撃を終わらせたカオス教の集団と操られた魔物はエントスの町を出てその近くにある洞窟で息を潜める事にした。パル達を追ってアリトリーの町に着いた幹部はアリトリーの酒場でエントスの町が魔物に襲われた事を知ると計画がうまくいったと思って笑みを浮かべながらパル達の監視を続けた。

 幹部達がパル達を追っていた頃、ベリオレットは謁見の間の奥にある部屋に入っていた。謁見の間の奥にある部屋にはベリオレット以外は入る事が出来ない事になっていた。ベリオレットはその奥の部屋で王として動いている時には見せない顔をしていた。その顔は憎しみに溢れていてパレットの末裔に対する憎しみはその部屋を覆い尽くしているが部屋には特殊な結界が張られているのか漏れる事はなかった。数時間後、ベリオレットはその部屋を出てきてまた王の顔をして戻ってきた。そしてある動物を連れてくるように兵士に指示を出した。


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