表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪意の種を花にまで育てた人間の生き様  作者: 旅の語り部
ベリオレットは王に成りて
8/33

対峙する討伐を任せた人間

 ベリオレットは魔王になった人間を倒す為の人材を集めようと考えていた。ベリオレットは兵士に優秀な人材の情報を集めるように指示を出した。兵士はその指示を受けて情報を集める為に各地へと向かった。兵士を送り出した後、ベリオレットは魔王を討伐出来る用意を王都アナタリアでしていたその時に普通の人間には気づかない時空のずれを感じていた。その時のずれをベリオレットは見覚えがあって今回で三回目だった。初めはそうベリオレットがこの時代に来た時に感じて二回目はあのパレットを連れ去った後の七年後の時でそして今回で三回目だった。今回の時空のずれは一瞬だけだったが誰かが時を越える術を使った事を示していた。その事に不安を感じたベリオレットは魔王討伐の準備を速める事にした。

 時のずれを感じてからベリオレットは兵士から実力のありそうな人間の情報を聞きながら魔王討伐の為の人間を集めていて三人は見つかっていた。一人は王都アナタリアにちょっと前に来た兵士のツクレードという人間だった。ツクレードは剣の腕は相当なもので魔王討伐に必要な人間だった。もう一人は牢屋にいた腕力が強いあの牢屋の事を知っているかもしれないオルドラという人間だった。もう一人はこの王都アナタリアの魔法屋にいる魔力の強いリメリアという人間だった。三人は決まっていたが後一人ぐらい誰かいないか悩んでいた。魔法屋にいるリメリアには兵士を送って城に来るように伝えていた。後一人に悩んでいるベリオレットの元に城の見張りから王様に会いたいという人間が来ていると報告があった。ベリオレットはその人間に興味を示して兵士にその人間が城に入る事を許可すると伝えた。ベリオレットは城の中に入ってくるその人間を気づかれないように柱の影から見ていた。しばらくその人間を見ていると魔王討伐させるにはぴったりの人間だと判断するとベリオレットはその人間の監視を止めて謁見の間へと向かった。

 ベリオレットは謁見の間に着くと王様として魔王討伐をしてくれる人間達に会う事に決めると兵士に他の三人も連れてくるように伝えた。もうすぐさっきの人間がこの場所に向かってくるのをしばらく待っていた。待っているとさっきの人間が謁見の間の扉を開けてやって来た。ベリオレットはやって来た人間にしばらく何も話しかけず少しの沈黙がその場に流れたがベリオレットは一言「お前に魔王ゼルスを倒す事が出来るのか」と言った。するとその人間は「俺の実力は魔王を倒して証明して見せる・・・・・・この世界の未来に魔王はいらない。魔王討伐に行かせてくれ!!」と答えた。ベリオレットはその言葉を聞くと自然に笑みがこぼれた。ベリオレットはその時笑みがこぼれたのを見られていた事に気づかなかった。ベリオレットはそうとも知らずに冒険に必要なお金と装備をその人間に渡した。渡した直後に扉が開き呼んでいた三人が謁見の間に入ってきた。ベリオレットは謁見していた人間に後から入ってきた三人を紹介した。紹介が終わってしばらくすると目の前で謁見していたその人間は謁見の間を出て行った。ベリオレットはその人間達がでて行った後に傍にいた幹部に話しかけた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ