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サブ18【タタン派の拠点】
カオス教の拠点で教祖の座を争っていたタタンは、魔法の鏡の力が薄まりかけていた。少しずつ少しずつ薄れていた記憶が浮かび上がってタタンは、カオス教の拠点を離れてある場所に向かって走り出していた。タタンがカオス教の拠点を離れた事を知ったタタン信じる人間はタタンの後を追った。タタンとタタンを信じる人間は、フェアリー族の里までやって来た。タタンは、フェアリー族の里の前に来ると忘れていた記憶を取り戻した。そしてフェアリー族の里が復興されている様子を確認するとそこから少し離れた場所に拠点を作った。タタンとタタンを信じる人間は、その拠点でタタン派と名乗りフェアリー族の里にまた同じような出来事にならないように見守りながらタタン派の拠点で信じる仲間と共にゆっくりとカオス教の事を忘れようと過ごしていった。ベリオレットの近くにいた幹部達はそれぞれの拠点で過ごしていたが、只一人だけその後の消息が分からない人間がいた。アルトンと呼ばれていた人間だけが忽然と消えて姿がわからなかった。